部会名：経済ジャーナリズム研究部会（部会主任：若田部 昌澄）
日 時：６月２８日（金）17：00 – 18：30
場 所：早稲田大学 現代政治経済研究所会議室（早稲田キャンパス１号館２階）
テーマ：有用な金融ビジネス、悪用される経済理論
発表者：山崎 元（経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、獨協大学経済学部特任教授、 株式会社マイベンチマーク代表）
今回は、経済評論家の山崎元氏をお迎えします。山崎氏はこれまで多数の著作、ブログ記事などを通じて、金融ビジネスの社会的有用性を訴えるとともに、金融マーケティングにみられる経済理論を用いた悪用に警鐘を鳴らしてきています。山崎氏には、金融におけるリテラシーを主題に、バブルを含む資産価格のブームと下落を経験する金融の背後にある金融マンの行動様式について語っていただき、また「イケていない」投資信託がなぜ売れるのかの背後にある経済学、とりわけ行動経済学の悪用について考えていきたいと思います。
著者略歴：1981年東京大学経済学部卒業。三菱商事入社後、現在まで12回の転職を経る。1994年高橋亀吉賞優秀賞受賞。2005年から楽天証券経済研究所客員研究員、2010年から獨協大学経済学部特任教授。著書に『ファンドマネジメント』（金融財政事情研究会、1995年）、『お金がふえるシンプルな考え方』（ダイヤモンド社、2001年）、『僕はこうやって11回転職に成功した』（文芸春秋、2002年）、『転職哲学』（かんき出版、2004年）、『お金を増やす本当の常識』（日経ビジネス人文庫、2005年）、『会社は2年で辞めていい』（幻冬舎新書、2007年）、『超簡単 お金の運用術』（朝日新書、2008年）、『資産運用実践講座?、?』（東洋経済新報社、2009年）、『お金の教室』（ＮＨＫ出版、2011年）など多数。
