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【10月29・30 日】マルタン・リュエフ×ガブリエル・ラディカ 連続公開講演会/Conférences publiques de Martin Rueff et Gabrielle Radica

マルタン・リュエフ×ガブリエル・ラディカ
連続公開講演会《第一夜》

近くにして遠き他者
現代道徳哲学から見る翻訳と家族
Autrui, proche et lointain: la traduction et la famille
au prisme de la philosophie morale et contemporaine

 

10月29日(水)16:00~19:00
早稲田大学小野記念講堂

 

ルソーを中心とする18世紀フランス文学の研究者であるマルタン・リュエフは、詩人でもあり、またジョルジョ・アガンベンやカルロ・ギンズブルグなどのイタリア語著者の著作のフランス語への訳業でも活躍している。やはり18世紀のフランス啓蒙思想を中心とする哲学研究者のガブリエル・ラディカは、近年では「家族」の道徳哲学・政治哲学的な意味を問い直す考察を展開している。両者の「翻訳」と「家族」をめぐる思索や実践において、共通して問われているのは、他者と言葉を分かち合うことである。二人の講演を通して、現代フランス哲学のアクチュアルな争点を浮かび上がらせることを目指す。

 

タイムテーブル

  • 16:00~17:00 講演1:マルタン・リュエフ(Martin RUEFF)(ジュネーヴ大学教授)
    「一方を他方の中に」:翻訳はいかにして哲学的課題となったのか
    «“L’un dans l’autre” ou comment la traduction est-elle devenue un problème philosophique ?»
  • 17:15~18:15 講演2:ガブリエル・ラディカ(Gabrielle RADICA)(リール大学教授)
    家族と所有
    « Famille et propriété »
  • 18:15~19:00 ディスカッション

 

  • 司会:橋本一径(早稲田大学文学学術院教授)
  • 使用言語 :フランス語(逐次通訳付)

 

主催:総合人文科学研究センター「イメージ文化史」部門
共催:早稲田大学現代フランス研究所
お問合せ:早稲田大学文学学術院 橋本一径(hashimoto.kaz[a]waseda.jp)

 

マルタン・リュエフ×ガブリエル・ラディカ
連続公開講演会《第二夜》

いま問い直すルソー、その政治と言語の現代的意義
Rousseau : politique et langage, actualité d’une pensée

 

10月30日(木) 16:00~19:00
早稲田大学戸山キャンパス33号館3階第一会議室

 

十八世紀の思想家ルソーは、言語が人の考え方やものの見方を形づくると考え、その言語観にもとづいて政治的な共同体のあり方を構想しました。本講演会では、ガブリエル・ラディカ氏が、ルソーの思想が現代の政治でどのように参照され、家族や国家のしくみに影響を与えているかを論じます。マルタン・リュエフ氏は、言語が思考を形づくるという視点から、ルソーにおける言語と思考の関係を読み解きます。近代の根幹をなしたルソーの思想を通して、いま私たちが生きる社会や思考のあり方を問い直します。

 

タイムテーブル

  • 講演1(16:00-17:00)
    マルタン・リュエフ(ジュネーヴ大学教授)
    「「頭は言語にかたちづくられ、思考は言葉の色に染まる」――ルソーの言語と思想」
    Martin Rueff (Professeur de l’Université de Genève)
    “Les têtes se forment sur les langages, Les pensées prennent la teinte des idiomes” : Rousseau, le langage et la pensée
  • 講演2(17 :15-18 :15)
    ガブリエル・ラディカ(リール大学教授)
    「現代政治に活かされるルソー」
    Gabrielle Radica (Professeure de l’Université de Lille)
    L’usage de Rousseau dans la politique contemporaine
  • ディスカッション(18 :15-19 :00)

 

  • 司会:玉田敦子(中部大学教授)
  • 使用言語:フランス語(逐次通訳有)

主催:早稲田大学人文科学研究センター「イメージ文化史」部門・科学研究費基盤研究B「文学による国家創造のプロジェクト:フランス近代における文学教育と国民形成」(研究代表者 玉田敦子:中部大学)
お問合せ:早稲田大学文学学術院 橋本一径(hashimoto.kaz[a]waseda.jp)

 

Dates
  • 1029

    WED
    2025

    1030

    THU
    2025

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Posted

Mon, 22 Sep 2025

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