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生活環境の地域化に関する心理・行動研究

生活環境の地域化に関する心理・行動研究
Posted
2010年4月16日(金)

f_sanotomonori

研究代表者
佐野 友紀
SANO Tomonori
人間科学部准教授

教員情報

本プロジェクトの概要と目的

人間の行動は、住居から地域へと広がっていく。その広がりは、生涯を過ごす過程において、自宅以外の住居や初めて家族以外の人々と生活を共にする保育施設などに集うことに始まり、高齢期には地域の主となって様々なつながりを持ったりもする。

本研究では、地域で活動する、地域の居場所を見つける、地域に溶け込む等、自らの住居を超えて環境との関わりを持つことを「地域化」と定義し、人間と地域環境との関係を明らかにすることを目的としている。

昨今、人間と地域との関わりを考察する社会問題が散見される。例えば、公園ではできあがった母子のコミュニティに新しい母子が加わろうとする「公園デビュー」への緊張感があり、家庭では核家族化による親子の閉じこもりがある。それらの諸問題のために誕生した厚生労働省の次世代子育て支援施策として「つどいの広場」事業などがあり、最近では、余裕教室や既存建築の転用など様々な地域環境との関わりが生まれる場となっている。本研究は、その様な社会の変化に対応した人間と環境との関わりを明らかにしようとしている。

研究構成員

  • 佐野 友紀(早稲田大学人間科学学術院准教授)
  • 青柳 肇(早稲田大学人間科学学術院教授)
  • 根ケ山 光一(早稲田大学人間科学学術院教授)
  • 小島 隆矢(早稲田大学人間科学学術院准教授)
  • 佐藤 将之(早稲田大学人間科学学術院准教授)
  • 尾関 美喜(早稲田大学人間科学学術院助教)
  • 杉本 英晴(早稲田大学人間科学学術院助手)

プロジェクト期間

2010年4月~2013年3月