編集者から「大部屋時代の思い出」をというご注文であったが,社学が発足した当時は専任教員35名(現在は50名〉全員が,今の政経のラウンジのある所に在った木造2階建て校舎の一室を研究室に充てられ,同居していたのである。机と椅子はそれぞれ1つずつ割り当てられていたが,それこそすし詰めで,前の机とを仕切る低いカーテンがあって,異様な雰囲気だった。入口に近いところに応接用のセットがあったが,そこでの会話が部屋全体に聞えてきて,研究どころではなかった。
早稲田大学歴史館は、歴史資料を収集・整理・保存・公開するアーカイブズであると同時に、教育研究・学生・卒業生の活動に関する展示を行う博物館として、建学以来の個性と越境性を広く世界に発信しています。