◆基本情報
- 日時:2024年10月19日(土)13:00~16:00(開場12:30)
- 会場:早稲田大学戸山キャンパス38号館AV教室
- 参加費:無料(事前申込不要)
- 主催:早稲田大学會津八一記念博物館
◆概要
早稲田大学會津八一記念博物館は、近代日本画を代表する画家のひとりである前田青邨の大作《羅馬使節》を所蔵しています。天正遣欧少年使節の正使、伊東マンショとされる少年が描かれた本作は1927年の制作後、程なくして本学に寄贈され、100年近くにわたって愛され続けてきました。近年新たに発見された下絵と、制作上の資料として活用されたと考えられる焼付写真300点余りが当館に寄贈されました。また2022年に岐阜県美術館で開催された「前田青邨」展で、黒い馬のバージョンの関連作が大々的に紹介されています。こうした発見や調査結果を踏まえ、この度《羅馬使節》に焦点を当てたシンポジウムを開催いたします。本シンポジウムが《羅馬使節》の理解を深める機会となれば幸いです。
◆プログラム
13:00~13:05 趣旨説明
13:05~13:35 基調講演① 「祖父青邨《羅馬使節》制作の頃」 秋山光文(お茶の水女子大学名誉教授)
13:35~14:15 基調講演 ② 「前田青邨の芸術について」 尾﨑正明(テツ・アートプラザ館長)
14:15~14:20 休憩
14::20~15:00 基調報告 ① 「前田青邨《羅馬使節》の来歴、及び前田青邨渡欧中購入資料との関わりについて」 柏﨑諒(馬の博物館 学芸部 学芸員)
15:00~15:40 基調報告 ② 「前田青邨《羅馬使節》の表現について―新出の下絵および二階堂美術館所蔵品との比較から―」青山訓子(岐阜県美術館 学芸部 学芸課長)
15:40~15:45 休憩
15:45~16:00 質疑応答
シンポジウムに関連し、早稲田大学會津八一記念博物館では特集展示「《羅馬使節》―東西の融和の美」を9月24日(火)~10月31日(木)まで開催いたします。詳しくはこちらをご覧ください。
お問い合わせ 早稲田大学會津八一記念博物館 [email protected]