展示情報
- 会期
2017年12月11日(月)~2018年1月31日(水) - 会場
會津八一記念博物館2F 常設展示室 - 時間
10:00~17:00(入場は16:30まで) - 閉館日
日曜・祝日
※12月23日(土)~2018年1月5日(金)は冬季休館 - 入館料
無料
概要
この特集展示では、仏典の文字をあらわした作品と、塔や仏像の小型作品を集めました。
仏教では、経典を写すこと、仏像を造ること、塔を建てることなどが「作善(さぜん)」として尊ばれました。小さな仏像や塔を数多く造ることも功徳を積む行為として貴賤を問わず盛んに行われました。それによって現世における平安を期待し、あるいは死者の追善供養としたのです。
展示作品は、奈良時代から鎌倉時代にかけての写経の一部(断簡)、奈良時代の百万塔を含む古代から中世、近世に土や木で造られた種々の小型の塔、粘土板に経文を刻んだ瓦経(がきょう)、薄く細い木片に経文を一行ずつ墨書した「こけら経」、千体地蔵のひとつとして造られたごく小さな地蔵菩薩像です。ほとんどが微細で簡素な材料による庶民信仰の名残といえましょう。さまざまな願いをこめて造られた小さな作品による〝祈りの形〟をご覧ください。