2016年12月9日(金)、早稲田実業学校初等部5年生104名が本学早稲田キャンパスを訪れ、キャンパス内の文化施設を体験しました。
早稲田実業学校初等部5年生は、今年度一年間を通して、「稲の子11期生」というテーマのもと、稲作体験学習にて苗から稲を育て、稲刈り・脱穀し、それを食するという過程における総合的な学習を行っているとのことです。
そうしたことから、稲の子の由来である、「早稲田」に焦点をあてた学びを行うこととして、大学の帽章に刻まれた稲穂のもつ意味や創立者大隈重信の生き方・考え方などを学習することを目的に、早稲田実業学校初等部と文化推進部との協働により、この「早大キャンパス体験学習」は企画されました。
初等部生は当日9:00に大隈記念講堂前に集合し、大隈小講堂で、早稲田の地名と大学の校章の由来、大隈記念講堂の概要説明を受けた後、文化推進部発行の『キャンパスがミュージアム』(*)ほか資料を手に、大隈記念講堂、大隈庭園、27号館小野記念講堂ロビー(藪野健 栄誉フェローの作品鑑賞)、2号館(大隈記念室と會津八一記念博物館)、5号館演劇博物館など14:30まで一日かけて体験しました。
大隈記念室と會津八一記念博物館2階の常設展示室では少人数のグループに分かれて、実際の展示を見ながら課題を解くなど元気に学ぶ様子が、演劇博物館ではボランティアガイドによる展示解説に熱心に耳を傾けていた姿が、とても印象的でした。
*ご参考
『キャンパスがミュージアム』
vol.1《早稲田キャンパス編》
vol.2《大隈庭園編》
vol.3《藪野 健の芸術》