展示情報
- 会期
2016年10月14日(金)~11月19日(土) - 会場
會津八一記念博物館
1F 企画展示室 - 時間
10:00~17:00(入場は16:30まで)
※金曜のみ10:00~18:00(入場は17:30まで) - 閉館日
日曜・祝日、11月4日(金) - 休日開館日
10月16(日)10:00~16:00(入場は15:30まで) ※シンポジウムの開催に伴い企画展示室のみ開室
10月23日(日)、11月6日(日) - 入館料
無料
概要
殿塚古墳と姫塚古墳は、千葉県横芝光町に所在する中台古墳群に位置する古墳時代後期(6世紀中頃~後半)の前方後円墳です。1956年に早稲田大学教育学部の故・滝口宏名誉教授の主導のもと、地域ぐるみで学術調査が実施され、姫塚古墳からは、日本最大級の人物埴輪を含む40個体以上もの形象埴輪群が列をなして検出されるなど、全国的な脚光を浴びました。この調査によって、当域の大型前方後円墳の構成や変遷を考えるうえで貴重な成果が得られました。そして、地域の方々の熱意にあと押しされて、両古墳は国指定史跡に、出土埴輪は千葉県指定有形文化財となり、地元の芝山町立芝山古墳・はにわ博物館、芝山はにわ博物館(芝山仁王尊 観音教寺)にて展示・活用されています。
早稲田大学文学部考古学研究室は、殿塚・姫塚古墳の学術調査を2011年から再開し、墳丘と周辺地形の再測量やGPR(レーダー探査)を実施してきました。また、近年は新たに、両古墳を含む九十九里地域の古墳から出土した埴輪の三次元計測を実施しています。殿塚・姫塚古墳の発掘60周年を記念する本展では、九十九里地域の人物埴輪にスポットをあて、三次元情報を活用した埴輪研究の現在を紹介します。人物埴輪の宝庫でありながら、意外に知られていない九十九里の人物埴輪の魅力と、次元を超えて表現されるさまざまな表情をご堪能ください。
展示作品
図録
「殿塚・姫塚古墳発掘60周年記念 甦る九十九里の埴輪群像 ―3D考古学の挑戦―」
販売価格 500円
型/頁 A4/26 頁
発売 2016年10月14日
芝山町立芝山古墳・はにわ博物館でも販売しております。
シンポジウム情報
3D考古学の挑戦―考古遺物・遺構の三次元計測における研究の現状と課題
- 日時
2016年10月16日(日)、17日(月)10:00~17:00 - 会場
早稲田大学大隈小講堂 - 定員
300名 ※当日先着順(事前申込なし・無料) - 地図などの詳細はこちら
「3D考古学の挑戦」チラシ