6月9日(木)に中学3年生を対象に、アウトリーチプログラムが実施されました。以下、生徒の感想です。
今回のアウトリーチで、ネパールについて色々知ることができました。
特別広い国ではないにも関わらず4つの世界遺産を保有しているというのは、他に類を見ぬ、非常に独特で優れた文化を持っていることの裏付けであると思います。なかでも首都カトマンズの異国情緒溢れる寺院群が個人的には印象的でした。
また、ネパールでは中国の小籠包によく似た“モモ”という料理が食べられているそうです。モモのように小麦粉と水を混ぜてこね、肉などの具材を包んだ料理というのは世界中で食べられているらしいですが、具体的な起源などは分かっていないそうです。しかし、これもネパールがいろいろな国の人々との交流の中で栄えてきた“証”であるように思います。
そんなネパールですが、意外にも日本のアニメが人気だそうで、親しみを感じる部分もありました。国旗がユニークな形をしているので、前からネパールは気になっていましたが、料理も美味しそうなので、是非行ってみたいです。
(3年・神宮)
今回のアウトリーチでは、早稲田大学の国際交流とロシアについて教えていただきました。
早稲田大学の国際交流で興味をもったことは、「ランチ」という取り組みです。この「ランチ」というのは、その場でしゃべっていい言語を1つに限定するというもので、日本語しかしゃべれない「ランチ」と英語しかしゃべれない「ランチ」の紹介がありました。私は日本語しかしゃべれない「ランチ」の方が気楽に参加できそうだと思いましたが、アウトリーチにいらした学生の方によると、参加者には留学生もいるので日本語だけの方が逆に緊張して、英語の方がリラックスして参加できたと言っていました。私も大学に行ったら国際交流に積極的に参加したいです。
また、ロシアとウクライナのことについてロシア出身の方から話を聞ける貴重な経験もさせていただきました。いまロシアはウクライナと戦争をしています。私はそのことについてニュースでしか情報を得ていませんでした。ですが、ロシアからの留学生の方の話によると、ロシア国内では情報統制がされていて、正しい情報がわからない状態だと言っていました。私はロシアとウクライナの問題は、1つのメディアの情報だけでなく、様々な情報を吟味しながら正しいものを選んで、考えるべきだと気づきました。
今回のアウトリーチでは、早稲田大学の国際交流について知れただけでなく、ロシアとウクライナの問題や情報の大切さについても教えていただきました。これからはより一層ロシアとウクライナについての関心を高めつつ、誤った情報とは何かを考えていきたいです。
(3年・瀧口)
今回のアウトリーチで私のクラスにはスウェーデンとインドの留学生に来て頂きました。
最も印象に残ったことは、スウェーデンの国旗の由来についてです。スウェーデンの国旗は青地に黄色の十字ですが、その黄色十字はスカンディナヴィア十字を表していて、青は澄み切った北欧の空を表しているということです。他のスカンディナヴィア半島に存在する国々も、同じように十字を国旗に取り入れており、それが同様にスカンディナヴィア十字を表しているそうです。日本やアジア諸国では同じような物を国旗に使用するという文化が存在しないので、これに驚きました。
また、インドに関するクイズでグループワークをしたとき、普段見られないようなクラスメイトの能力が垣間見えたのは、貴重な機会だったと思います。今回はクラスメイトが持っている自分にはない知識を改めて知る機会になりました。インドには百種類以上もの言語が存在するという点やインドのカレーは別に必ずしも辛いというわけではない点にも興味を惹かれました。これを機に今後は発表してくださった内容について更に深掘りしていきたいと思います。
(3年・紀洲)