6月26日(木)にルネこだいら(小平市民文化会館)にて、芸術鑑賞教室が実施されました。今年度は、東京室内管弦楽団の演奏を鑑賞しました。
芸術鑑賞教室に先立って、5月22日(木)には、同楽団より指揮者の橘直貴さんを高等学院にお迎えし、芸術鑑賞教室の事前学習会を開催しました。当日演奏される曲の特徴や魅力などを、指揮者の視点からたっぷりと語っていただきました。
【事前学習】
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芸術鑑賞教室の中では中学部生3名による指揮者体験のコーナーも実施されました。以下、指揮者体験をした生徒の感想です。
オーケストラで指揮者という貴重な体験ができたこと、大変うれしく思います。普段何かと遠慮しがちな僕ですが、60人のプロ奏者の前で指揮をすると聞いたときは、一抹の不安や緊張がありました。しかし、こんなチャンスはもう二度とこないと思い、ぜひやらせてほしいと即答しました。実際に指揮をやってみると、全方位から聞こえる、きれいで迫力のある演奏に圧倒されました。音にのみこまれるような感覚でした。しかしそれと同時に、自分がオーケストラ全体を動かしているのだと実感しました。あっという間に終わってしまいましたが、とても貴重な体験ができたと感じています。
また、観客席から鑑賞するのも違った面白さがあったと思います。僕は今回初めてオーケストラを見たのですが、壇上の一糸乱れぬ一体感を感じました。素人ながらも感動しました。
さらに、演奏の合間に楽器紹介があったのがとても分かりやすかったです。この楽器はどういう楽器で、どのような音色で、どのような役割を果たすのかなど深く知ることができました。個人的には、音色が深く暖かく感じたホルンが印象に残りました。
(3年・御法川)
私は、今回の芸術鑑賞教室、オーケストラ鑑賞をとても楽しく、かつ真剣に取り組めたと思っています。理由としては、私自身吹奏楽部に所属しており、普段から楽器と親しく、音楽が好きだったため、音色やハーモニーなどを楽しんで聴くことができたこと、またちょうど少し前にサントリーホールで早稲田大学交響楽団の方々の演奏を聴く機会があり、今回はホールがそこよりは小さかったけれど、だからこそ楽器から直に聴こえる生の音を聴くことができ、両者を比較しながらそれぞれの違ったオーケストラの響きを感じることができたことなどが挙げられます。
しかも今回はプロのオーケストラを指揮することができるという、指揮者をしている方でもなかなかないような機会をいただき、実際に振ることができました。自分が思ったことを的確にくみ取って演奏してくださったので、とても振りやすく、流石はプロの方々だなと感動しました。指揮台に上ったときも、オーケストラの方々がとても楽しそうな雰囲気で楽器を構えてくださっていたため、私も過度に緊張することなく精一杯楽しむことができました。このような貴重な機会を与えてくださった東京室内管弦楽団の方々に感謝したいです。
総じて、私は今回の芸術鑑賞教室をとても有意義なものにすることができました。この経験を活かして、部活動や3学期に控える音楽祭などに取り組んでいきたいです。
(2年・六本木)
僕は生でオーケストラを聞いたことがなかったので今回の芸術鑑賞教室をとても楽しみにしていました。指揮者体験の話を聞いたときに人生に一度あるかないかの体験だと思い、絶対にやりたいと思いました。
僕は幼いころからディズニーのショーが好きでよく見ていたのでショーの中で使われているような「くるみ割り人形」や「ワルツ」やディズニー映画の「パイレーツオブカリビアン」を聞いたときは迫力があり、圧倒されました。
楽器紹介では楽器による音の高低や音色の違いが分かりやすくて勉強になりました。
指揮者体験の時にはステージに上がった時に、足が震え緊張しました。あまりうまくできなかったですが、プロのオーケストラの指揮をふれたのはとても感激でした。曲の楽譜の通りに指揮をするのはすごく難しいと実感しました。楽団の方たちがやさしく合わせてくださったおかげで何とか終わることができましたが、楽団の方たちの指揮を見る視線が自分に集まり、間違えてはいけないような怖さを感じました。
指揮者の橘さんと東京室内管弦楽団の方々、貴重な体験をさせてくださり、本当にありがとうございました。
(1年・田中)
【芸術鑑賞教室】
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