我々中学部鉄道研究部は、2025年6月1日(日)に高校生と合同で箱根登山鉄道の車両を貸し切り、新入部員歓迎遠足を行った。
今回の行程は、小田急小田原線の新宿駅から「スーパーはこね5号」に乗車して箱根湯本駅まで向かい、箱根湯本駅で高校生やOBの方と合流したのち、箱根湯本駅と強羅駅の往復で貸し切り列車に乗車するというものであった。強羅駅では普段、定期運行では使用しない行先表示板をいくつか掲示した状態で撮影会を行った。その後、箱根湯本駅から小田原駅まで各駅停車で戻り、小田原からは快速急行新宿行きに乗車し、その車内で解散となった。
今回の貸し切りで使った車両はモハ1形の104号と106号という車両で、1919年の箱根登山鉄道開業時から活躍している車両だ。こうした車両がまだ現役で活躍していることに、とても驚いた。
また、今回の遠足の第二の目的は、「地方鉄道の未来を考える」というものであった。箱根登山鉄道は山の中を走っていくという日本ではあまり見かけない独特の鉄道会社である。今回乗車をして地方鉄道の一つの実例を学ぶことができた。また、箱根という観光地で観光客をたくさん運ぶ地方鉄道の姿を見ることができた。このような鉄道の姿は感慨深いものだった。
今回の経験を学習発表会など今後の活動に生かしていきたい。そしてこれからも、部活内で学年の壁を越えて幅広く交流し、鉄道についての知識や経験を深めあっていきたい。
(3年・伊藤(怜))
【新入部員歓迎遠足の様子】
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