文部科学省の「2040年を見据えて社会とともに歩む私立大学の在り方検討会」委員による、早稲田大学の教育・研究の質向上、人材育成などの先導的事例に焦点を当てた視察が、2025年6月11日に実施されました。
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ポータルオフィスでは、約40名の学生スタッフが、総合案内や学生相談窓口の運営、SNSを通じた情報発信などを担当しています。複雑で多岐にわたる業務を、マニュアルや研修を通じて修得しながら協力しあって対応していること、学生たちによる業務改善プロジェクトを通じて、自らマニュアル作成やサービス創造を行っていることなどを紹介し、その主体性が高く評価されました。
委員との懇談では、履修相談業務の難しさにどう向き合うか、学内で働くことに対する周囲の反応はどうか、さらには仕事への価値観や将来のキャリアイメージといった質問が投げかけられました。
ポータルオフィス学生スタッフ(左から 小池颯芽さん 文化構想学部2年、西村凪紗さん 文化構想学部3年、大石彩乃さん 商学研究科1年[修士課程])それぞれが自身の体験に基づいて真摯に答えました。複雑な相談にも現場職員やスタッフ同士の密な連携を通じて丁寧に対応する仕組みや、業務を通じて得られる人とのつながりや成長の実感について説明し、仕事に対するやりがいと楽しさについて生き生きと語りました。
最後に委員の皆様からは、「日本の未来は明るいと思いました」とコメントをいただき、日本の高等教育における学生参画の意義を強く印象付ける機会となりました。