「学生参画・スチューデント・ジョブ」スタッフの横顔
文化企画課 文化推進学生アドバイザー
基幹理工学部 4年 佐々 春佳(ささ・はるか)
大学で重要な役割を担っている、キャンパスで学び、働く学生たち。実際の「学生参画・スチューデント・ジョブ」にはどのような学生が、どのようなスケジュールで携わっているのか、彼らの横顔を紹介します。今回は基幹理工学部に在籍し、文化企画課の文化推進学生アドバイザーとして業務に携わる佐々春佳さんです。早稲田文化を発信するために多様な企画を立案している佐々さんの日常を紹介します。
Q. 学生参画・スチューデント・ジョブにはいつから関わるようになりましたか?
2017年の12月からです。
Q. 始めたきっかけは何ですか?
もともと博物館が好きで、その広報活動に関われる機会を探していました。また、大学にはさまざまな魅力的な施設があり、もっと地域や一般の人に存在を知ってもらって、利用してほしいと思っていました。そのようなときに、MyWaseda上で募集を知り、応募しました。
Q. どんな活動をしていますか?
「早稲田文化」を発信するために、学生目線で企画の提案・実現をします。これまでに西早稲田キャンパスにある「ものづくり工房」を利用したイベントや、大学周辺の複数の油そば屋と連携をした「油そば学概論」などのイベントを開催しました。また、多くの学生に早稲田の博物館をもっと親しんでもらうためにワードパズルを作成したり、企画参加者向けのオリジナルプレゼントも考案しています。
写真左:ものづくり工房イベント(2019年10月実施)。参加者自身にデザインしてもらい、オリジナルのグラスやトートバッグ作りを行った(左から3人目が佐々さん)写真右:油そば学概論「講義編」(2018年10月実施)では、早稲田界わいの油そば屋3店舗の店主を招いたトークショーを実施(後列右から2人目が佐々さん)
Q. 学生参画・スチューデント・ジョブに参加するようになって感じたことを教えてください。
文化推進学生アドバイザーの活動を通して、大学に通っているだけでは知ることのできなかった、早稲田大学の魅力に気が付きました。学内にはさまざまな文化施設や機会があり、利用しないのはもったいないとあらためて思います。
またイベントを開催するためには、当日の運営のみならず、企画書の作成や、関係者への交渉、広報など、多くのことを考えて実行していかなければなりません。それらを一通り経験し身に付けたスキルは、将来どのような職業に就いても生かせると思います。
Q. 学業と学生参画、サークル活動など、複数のことを両立させるために、どのような工夫をされていますか?
やるべきことを全て書き出し、優先順位を決めて一つずつ集中して取り組むことを心掛けています。また、チームで物事を進めるときは、スムーズに連携できるよう、コミュニケーションを大切にしています。

早稲田キャンパス1号館(早稲田大学歴史館)にて
Q.学生参画・スチューデント・ジョブについて、足りない部分や、大学に提言したいことはありますか。
スチューデント・ジョブは学内で貴重な経験ができるにもかかわらず、まだ認知度が低いと感じています。他の団体との交流を活発化させ、連携してイベントを行うことで、この存在を多くの学生に伝えたいです。
Q. 今後の抱負や、チャレンジしようと思っていることを聞かせてください。
イベントの多くは早稲田キャンパスで行われているため、他キャンパスの学生の中には学内に博物館があることや、「Museum Week」 、「早稲田文化芸術週間」といったイベントを知らない人も多いと感じています。早稲田キャンパス以外でも積極的にイベントを開催し、より多くの学生に参加してもらいたいです。
授業期間中の1週間の過ごし方
企画の開催が決定したら、全体MTGとは別に時間を設けて、イベント内容を確定させます。開催2週間前からは、週10時間ほどかけて打ち合わせやシミュレーション、広報などを行い、イベントが開催できるように最終調整します。