Waseda Weekly早稲田ウィークリー

コラム

二生を生きる

人生100 年時代の到来らしい。そういわれても自分はとても100 歳まで生きそうにない。若い頃からジャンクフードを食べつづけ、今でも体の半分はコンビニ弁当でできている。悪い意味で、今長生きしている爺さん婆さんとは鍛え方が違う。

この元ネタはアメリカでもベストセラーになった『LIFE SHIFT』だ。UC バークレーの研究をもとに、2007 年生まれの日本人の半分は107 歳以上生きると予測している。今の学生諸君はこれより少し前に生まれているので105 歳くらいになるらしい。この予測の根拠は過去に寿命が線形に延びているという事実に基づいている。生物的な限界もあるし、寿命が線形に延び続けるなんてあり得ないように思うのだが、そう言いきらないと本は書けない。

鬼に笑われるが、それでも80 歳位までは生きるだろうと思っている。現金なものだ。早稲田の教員の定年はなんと70 歳(65 歳からの選択定年制)。定年まで勤めるとその後の人生は10 年しかない。ピンピンコロリと逝きたいところだが数年は臥せるだろうから、実質7、8 年しかない。元気であれば働きたいが、年寄りが同じ分野に居座るのも後進にとっては迷惑な話なので、できれば別の分野にチャレンジしたい。そう考えると新しいことを始めるには少し短すぎる。少なくとも10 年、いや20 年は欲しい。だとすると55 歳には辞めないと間に合わない。本当に人生100 年になるならもう一回分の人生を送れるだけの時間がある。二生目は一生目の経験を活かしてもっとうまくやれる気がする。もっとチャレンジングなこともできる気がする。僕たちはそういう時代を生きている。

(H.T)

第1031回

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/weekly/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる