Waseda Weekly早稲田ウィークリー

コラム

起業を考える

一昔前は「起業」というのは職業選択やキャリア選択の一つではなかった。「リスクがあるからしない」という以前に、そもそも選択肢に思い浮かばなかったようだ。ところが、近年、シリコンバレーで活躍する起業家が学生たちの間でも話題になっている。社会問題が山積する中で、彼らの活躍が注目されているからだ。ビジネスというのは、必ずしも金儲けの学問ではない。日本でも最新の技術を使って困りごとを解消したり、人々を幸せにするために起業している若者がいる。

起業の専門家によれば、多くの失敗は準備不足にあるという。棒高跳びをするのに、一切の予備知識や技術の習得もなしにぶっつけ本番で飛ぶような人はいないはずだ。しかし、多くの起業家が何の準備もなしに市場に飛びこもうとする。起業というのは技術であり、しっかりと学べば初歩的なミスを避けて成功の確率を上げることができる。

早稲田大学も起業の技術の教育に本格的に力を入れ始めたようだ。Googleに”早稲田EDGE”と入れると、他大学が羨(うらや)む数々のプログラムが本学で無料で受けられることがわかる。手軽に試作品をつくって利用者に試してもらって仮説検証をするというものが中心である。起業インターンシップといって、自分の企画した製品やサービスを受け入れ先企業で試してみるというものもある。アイデアの発想法など、企画立案に興味がある人向けのプログラムもあるので、是非、チェックしてみてほしい。

I.T

(第1030回)

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日はほぼ毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/weekly/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる