Waseda Weekly早稲田ウィークリー

コラム

電子レンジの光と影を知って

常日頃から学生に物事を一面的にではなく、多面的、多角的に考察するよう言い聞かせているが、自分自身がそうできていないことを痛感する出来事があった。最近口腔(こうくう)内に炎症が起こり、専門医に診察してもらったところ、この病気は原因不明で治療法が分からず治ることがないだけでなく、何割かの者は癌(がん)化すると指摘され、少なからず動揺した。

加齢によるものと半ば諦めたが、藁(わら)をもつかむ思いで、アトピーなど原因不明の病気に悩む人を対象にしたあるセミナーに参加した。講師の方はこう語った。「21世紀、細胞内タンパク質を壊すものは化学物質と電磁波である。後者の代表が電子レンジの電磁波で、電子レンジで調理された食品を食べることは体に良くない」

これまで電子レンジが100%安全だと信じ切っていた私には衝撃的な話だった。私は自然科学者ではないので、事の真偽は分からない。しかしもし講師の話が本当なら、日常的に電子レンジを多用する私は愚かにも健康を害することを長年にわたってやり続けてきたことになる。

時短という角度から見れば、電子レンジほど便利な調理器具はない。しかし、電子レンジの電磁波が及ぼす人体への長期的影響を懸念する声もあり、無視できない。長期的に見て100%安全だと検証されていない以上、文明の利器・電子レンジとの付き合い方を見直さねばならない。まずは食品をプラスチック容器に入れたまま温める悪習を改めることから始め、依存度を逓減させていきたい。

(K.U)

第1018回

 

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