Waseda Weekly早稲田ウィークリー

コラム

自分で掴み取るしかない

講義のたびに毎回リアクションペーパーを提出してもらい、広く質問を受け付けているのであるが、気になるのが、とにかく自分で何も調べていない、興味本位の質問である。

専門的な内容に関しては、講義の他、教科書や参考文献を調べれば最低限の情報はわかるのであるが、そんなこともしていない。インターネット社会の今では、検索をすれば一定の情報が得られるし、少なくとも情報のありかくらいの目処(めど)は立てやすいが、それもしてないのだろう。

これまで何でも教えてもらえたということかもしれないが、社会はそれほど温かくはない。指導などはそれほどしてもらえないし、自分で経験を蓄えていかなければならないだけだ。インターネットに情報があふれているが、所詮(しょせん)情報を流す側にとって都合のいい情報だけである。自分に必要なものは何なのかを考え、自分で掴(つか)み取ろうとしないと何も身につかない。

周りもそうであると思うのはさらに危険な発想だ。結局自分の成長に他人がどうしているかは関係ない。自分の足りないところは自分の目標との関係で決まるのであって、他人との比較で決まるものではない。自分で掴み取るしかないのだ。

社会人になると、これをじっくりやれる時間的余裕はなかなか生まれない。だからこそ、学生時代にこの習慣を身につける事がとても大事だ。

(T.M.)

第1009回

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