運営スタッフに入って知ったこと。それは早稲田祭という年に1度の祭典のために全力を尽くし、全てを懸けようとする早大生がいる一方で、早稲田祭に全く興味を示さない人もいるということでした。確かに、サークルやゼミなどに所属していない人にとっては、早稲田祭期間はただの連休期間。旅行に行く人も多いでしょう。
でも、大学生活は長い人生の中のほんの一瞬。周りが見えなくなるくらい何かに打ち込んだり、型破りな(or ぶっ飛んだ大きな)ことに、誰もが挑戦できるのは今だけなんです。私は今2年生ですが、あと2年もすれば、毎日働いて、自分でお金を稼がなければいけないんだな…とふと思うときがあります。
私たちは今、社会人になる前のわずかな猶予期間を過ごしていると言えるでしょう。早稲田祭は、そんな“モラトリアム”を過ごす私たちのありあまるエネルギーが爆発する場所です。
構内の至るところにステージや飲食屋台が立ち並び、早大生は形は違えどみんな自分の役割を果たそうと必死になっている。キャンパスを行き交う誰もが、漂う非日常感にわくわくしている。そんな光景を、皆さんにはぜひ見て何かを感じてほしい。早稲田祭を見ずに卒業するなんて、もったいないです。
早大生の皆さん、11月4日(土)、5日(日)の2日間をどう過ごしますか? 連休を満喫するのもいいかもしれない。でも私はやっぱり、だまされたと思ってでも早稲田祭に来てもらいたいのです。早稲田祭という一瞬に、全てを懸けてきた早大生の“華ひらく”姿は、きっとあなたの心を揺さぶります。
一度きりの早稲田祭2017、全ての早大生に華ひらく一瞬を。
今のあなたにしかできないことが、きっとあります。
M.S(政治経済学部2年)