Waseda Weekly早稲田ウィークリー

コラム

自己分析の鍵は「弱み」にあり

就職活動が佳境を迎える季節、学部4年生や修士2年生の多くが進路を模索している。そこで、多くの学生が行うのが「自己分析」である。これは、自分の長所や強み、短所や弱みを振り返るよい機会になるだろう。「それが分かったところで、何になるんだ?」と疑心暗鬼で取り組む学生も多いだろう。しかし、普段意識して考えてみたことすらない自分という存在を改めて見つめるとき、新たな発見があるかもしれない。だから真剣にこれを行う価値があるのだ、と思ったほうが得である。

さて、問題は、自己分析ができたところで、その情報をどのように活かすことができるかだ。当然、就職面接で「あなたの長所と短所は?」と質問されたときの対応は容易になるだろう。しかし、この自己分析にはもっと重要な意味がある。注目すべきは、自分の「弱み」である。どんな優れた人にも必ず「弱み」がある。

ここで伝えたいことは、「弱みを他人に見せるな」ということだ。私自身が師から教えられた「自分の弱みは誰にも見せず、墓場まで持っていけ!」という言葉を皆さんに送りたい。

弱みを見せないとは、どういうことか-これは、例えば、留学先で多数の外国人を前にプレゼンテーションに臨むとき、就職の最終面接で有名企業の役員達の前で語るとき、その場に堂々と登場し自分の意見を述べることができるか、ということと通じている。儒教思想の国に生まれた日本人には、これがなかなか難しい。しかし、それを乗り越えた先に必ず道は開ける。弱みをみせず長所を伸ばす-次なる飛躍の場で成功したい学生にぜひ実践して欲しい。

(R.H)

第993回

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