Waseda Weekly早稲田ウィークリー

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~早稲田から韓国へ~K-POP好きが高じて日韓の歴史問題に興味

「日韓をつなぎたい」夢が明確になった留学

商学部 4年 藤本 ひかる(ふじもと・ひかる)

私は2016年8月から1年間、ソウルの韓国外国語大学に交換留学しました。世界中から多くの留学生が集まるこの大学は、韓国に関心のある外国人と交流することを望んでいた私にとって、まさにうってつけでした。

韓国に興味を持ったのは、高校時代にはまったK-POP(韓国大衆音楽)がきっかけです。大学入学後、独学で韓国語の勉強を始め、学内にいる韓国人留学生と会話することで、スピーキング力を磨きました。語学を勉強していくうちに日韓の歴史問題を学びたいという気持ちが芽生え、漠然と「将来は日韓の架け橋になりたい」と思うようになりました。その最初のステップとして、韓国への留学を決心したのです。

出発前には文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」の奨学生に合格し、現地大学での学問と並行して日本を広める活動を行うことを留学の目標として掲げ、韓国へ向かいました。

日韓学生によるフォーラムの様子。両国の社会問題についてレクチャーをしました(右から2人目が筆者)

留学先では現地の学生と一緒に授業を受け、韓国の近代史や思想、社会などを学びました。現地学生のみならず、世界各国の留学生と討論する機会も多く、異なるバックグラウンドを持つ学生との交流は大きな糧となりました。韓国人はもとより、中国、トルコ、イタリア、ウズベキスタン、チュニジアなど、さまざまな国の友人ができ、放課後は互いの国について語り合って視野が広がりました。彼らとは今でも交流が続いています。

学業以外では、大学のダンス・ボーカルサークルに所属してJ-POP公演会を開いたり、在韓日本商工会議所で社会活動のサポートを行ったりしたほか、現地企業でインターンシップも経験しました。多文化交流事業を行うインターン先では、現地の中高生を対象に、日本でボランティア活動や文化体験をするツアーを企画し、引率を行ったこともありました。出発前に参加者の親御さんと社長の間でいざこざが起こり、それを日本人の私が解決するのはとても苦労しましたが、この経験を通して、言語と文化の違いを認識した上で、伝えたいことを相手が理解できるように表現することの大切さを学びました。

現地の中高生を対象に実施した多文化共生プログラムの様子(2列目右から2人目が筆者)

留学で得たものは計り知れません。異文化環境で全てのことに一心不乱に取り組んだ結果、常に新しい発見がありました。そしていつも温かく接してくれた韓国の友人や留学生仲間、時には道端や旅先で親切にしてくれた現地の人々からは「情」を学びました。

休日には地方へ一人旅に行くこともありました。 写真は慶尚北道の慶州での一コマです。現地で自転車をレンタルし、観光しました

留学を決めた当初の「日韓をつなぐ」という夢は確かなものとなり、今後はそれを達成するため、自分にできることを着実に行っていきたいと思います。来春からの就職が内定している会社は、韓国の大手財閥企業をクライアントに持つ日本企業です。留学で養った語学力や文化への理解を生かして、日本と韓国をつなぐ役割を果たしたいです。また、5~10年後には韓国に渡って在韓日本企業に転職し、日韓間のビジネスに携わりたいという目標もできました。

私にとって留学は「人生のターニングポイント」でした。将来の目標を明確にするための重要な契機となるのが留学ではないかと思います。

韓国に行って驚いたこと

2016年「朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾事件」の直前に行われた国会前集会の様子

日本と比べて、韓国は国家政治について議論ができる人が多いように感じました。私の周りにも自国の政治に対して意見を持ち、主張ができる友人が多かったです。2016年に「朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾事件」がありましたが、その際には留学先大学の学生も積極的に国会前集会に参加していました。

◎韓国はこんなところ◎

正式名称は大韓民国で、首都はソウル。面積は日本の約4分の1で、人口は約5,164万人(出典:韓国観光公社Webサイト)。日本と同じく四季がはっきりとしているが、一般的に日本より寒暖の差が激しく、真冬のソウルでは気温がマイナス10度以下になることも。東京からソウルまでは直行便で約2時間30分。

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