Waseda Weekly早稲田ウィークリー

キャリアコンパス

OB・OG訪問 成功への道

就職活動において、貴重な生の情報が得られるOB・OG訪問はとても大切です。自分なりの目的意識を持って臨むことができれば、大きな財産・経験となるでしょう。では、そのOB・OG訪問のメリットとは一体何でしょうか? 大別すると以下の2つが挙げられます。今回はOB・OG訪問成功の極意を、PDCA(※1)サイクル(Plan→Do→Check→Act)に沿って、各機会別に説明します。

メリット1:自分だけの情報を得られる

企業研究の一環として、その企業で実際に働く先輩に会って、直接話を伺う事でWebサイトや会社案内、企業説明会では得られない、職場の生の情報を聞くことができます。つまり、現場の社員の意見・本音や社風の一端をじかに感じ取ることができます。得たものから業界・企業研究をより深め、自分に合った職業・企業について考えていきましょう。

メリット2:訪問する!その行動力によって、大きく成長し自信をつけることができる

見知らぬ社会人の方へ自分から積極的に連絡を取り、訪問を実行するという行動そのものが、就職活動という枠を超えて、人として飛躍的に成長できる機会となります。企業によっては、そこを評価する場合もあります。新社会人になる者としてのマナーや心遣いを意識して臨みましょう。

では、具体的な訪問の手順を、PDCAサイクルに沿って、NG事項を踏まえてまとめました。

※1)早稲田ウィークリーバックナンバー
「PDCAサイクルって?就活前に知っておきたい、社会人の常識用語」

① 計画を立てる(Plan)

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・目的
その訪問から何を知りたいのかを明確にしておきましょう。

・訪問する相手
希望する会社・部署の方で、入社3~8年目くらいの中堅社員の方だと、転属経験の可能性もあり、業務全般について幅広く聞くことができます。学部や学生時代の経験などの属性が自分と同じ人に会うと、イメージを重ねやすいです。なるべく多くの人に会うことも大事です。希望する部署以外の方や、競合他社の方にも会うことで、他部署・他企業から見た話を聞くことができ、勉強になるはずです。早稲田大学校友の方かどうかに関わらず、できるだけ現場の話を聞くようにしましょう。

・開始時期
いつ頃から始めるべきか、決まった時期はありません。準備期、実践期、内定へ向けてなど時期によって知りたい情報や、訪問の目的は変わるはずです。準備ができたら、できるところから始めて、アポイントの取れた方から会っていただくのがいいでしょう。

NG事項

⇒ 無計画・準備不足の状態、あるいは自己分析や業界・企業研究に着手する前の状態で会う。
自分の事、企業の事を、自分の言葉で話せないようでは先方に失礼な上、貴重な時間を無駄にします。

② 行動する(Do)

・OB・OG探し
ゼミ、サークル、アルバイト、知人など自分独自のネットワークを最大限に生かして、OB・OGを探しましょう。また、キャリアセンターの「OB・OG名簿」(※2)も役に立ちます。「OB・OG名簿」とは、各企業が作成し、大学に提供された名簿のことです。

・OB・OG訪問
OB・OG名簿に連絡先(人事部など)が記載されている場合には、そこに連絡してください。

・アポイントの取り方
ここが最初の関門です。OB・OGの方が所属する企業の代表や部署へ直接電話をかけて、つないでもらうのが一般的です。

・日時と待ち合わせ
日時は、なるべく先方の都合に合わせます。当日の待ち合わせ時に、目印となる外観や持ち物を事前に打ち合わせましょう。

 

NG事項

⇒ いきなりメールを送りつけて、返信を強要する。
ケースによもよりますが、電話の方が話が早く、お互いの雰囲気をつかめます。まずは、大学名と氏名を名乗り、どのように相手の情報を知ったのか伝えましょう。

⇒ 昼時、始業・終業時間帯に電話する。
何かと忙しい社会人。働いている先方の視点に立った行動をしましょう。

⇒ 知らない人に自分から電話してお願いをするなんて無理だと思い込む。
少しの勇気を出すこと! この経験は、仕事で電話をかける練習にもなります。会話の方向性を想像し、準備して取りかかれば大丈夫です。

※2)OB・OG名簿、内定実績・内定者名簿の閲覧について
MYWaseda内の『キャリアコンパス』をご参照ください。

③ 事前準備(Check)

・質問を考える
就職活動中はさまざまな選択・岐路に立たされます。自分で決断して進んで行く上での判断材料を得て、情報を集めるということを意識して準備するといいでしょう。

《準備期の質問項目例》
○具体的な業務の内容、1日の流れ、会社の雰囲気
○説明会やセミナーでは分からなかったこと。自分なりに得た情報が合っているかの確認
○実際に働いている中での大変な事、また、やりがいを感じるとき
○若手社員の活躍状況、キャリア形成(5年後、10年後)について

《実践期の質問項目例》
○エントリーシートを持参して、自己PRや志望動機などについて、アドバイスをいただく
○自分の特性を生かしてその企業で活躍できるか、意見を伺う
○採用試験や面接の練習をしていただく
○求められる人材について尋ねる

《内定へ向けた時期の質問項目例》
○他業種、他社との比較材料を得る
○残業時間や福利厚生の実情を開く

NG事項

⇒Webサイトや会社案内を見ればすぐに分かるような質問。
事前に情報の下調べをした上で、現場ならではの話を聞きましょう。

⇒先方の入社年次に合っていない不適切な質問。
先方の所属・年次を確認して準備しましょう。

④ 訪問当日(Act)

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・相手への気遣いとマナー
相手を気遣い、マナーを守りましょう。 例えば、約束の10分前には到着し、時間を作ってくださった事への感謝を伝えるといいでしょう。

・初対面の相手ともお互いを確認できるように
事前に目印を打ち合わせておくなど、当日スムーズに会えるように工夫しましょう。

・先方の連絡先
交通事情などによる遅刻の場合にも緊急で連絡を取れるように、電話番号は控えておきましょう。

・質問の時間配分
初めにどれくらいの時間をいただけるのかを伺って時間配分をし、準備してきた質問事項に優先順位をつけて話を展開しましょう。

・ポイントのメモ
訪問中にメモを取ることの許可を確認して、ポイントをメモするといいでしょう。

・OB・OGの方は企業の代表
人事の方でなくとも、OB・OGの方は企業の代表として会ってくださっています。もしかしたら、もう採用選考はここから始まっているかもしれないという意識を常に持ちましょう。既に社会に出て、見られているという意識です。

・素直で謙虚になる
分からないことは素直に認め、教えていただくという謙虚な姿勢で臨みましょう。

・名刺をいただく
名刺をいただくと、後でまた連絡を取りたい場合や、お礼状やメールを出すときにスムーズになります。

・さらに紹介してもらう
年次の違う先輩などの話を伺いたい場合は、さらに紹介していただきましょう。出身大学にこだわる必要はありません。

NG事項

⇒コミュニケーション能力をアピールするために、一方的に持論を展開する。
会話のキャッチボールを心掛けましょう。

⇒話を伺うという姿勢をはき違え、質問・準備をせずに終始受け身な態度。
OB・OGの方に訪問を受ける義務はありません。貴重な時間を頂戴してることをわきまえましょう。

⇒飲食店などで行われた場合、支払いに関して無関心。
自分から支払いを申し出ましょう。

⇒いただいた名刺を他人に見せびらかす。
名刺は個人情報という意識を持ちましょう。

⑤ 訪問後(Act)

・お礼の連絡
お礼はできるだけ早く、翌日にはメールか手紙で出しましょう。構成は、次のようにするといいでしょう。(感謝を簡潔にまとめる→得られた情報に対する感想→入社への意欲→感謝)

・内容の記録
当日の内容や感想は、すぐに記録しておきましょう。

・意見と情報を生かす
得た情報を大切にして、自分の特性や働く上での自分の価値軸を考える際に生かしましょう。自分はその仕事をやってみたいと思うか、自分の働く上での価値軸と企業の方向性は合っているのか、自分の特性はその業界・企業で発揮できそうか、よく考えましょう。

NG事項

⇒ 忙しさを理由に、訪問後に何もしない。
せっかくの訪問を意味あるものにするように検証することが大切です。

OB・OG訪問は、社会や人に対して自分から心を開いて、たった1人で積極的に飛び込む行動です。既に社会で働いている数多くの先輩方は、きっと勇気を出して歩き出した皆さんを受け止めてくれますよ!

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各界で活躍する早大OB・OGの先輩たちをお招きして話を伺います。

 

 

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