今年度のワセダ・カルチャー・トーク2001のとりをとるのはテレビ朝日の人気アナウンサー下平さやかさん。
タモリさんとの軽妙なコンビで人気番組「ミュージックステーション」の司会をつとめ人気を博し、現在は「スーパーモーニング」を担当している。満員の会場は活気を帯び、質疑応答でも゛雨後の竹の子゛のようにニョキニョキと多くの手が上がり、下平さんに就職のことを相談したりと、会場との一体感は高まった。
さて、「等身大の私」の中から一端を紹介しよう。

法学部奥島孝康総長のゼミ出身とあって、総長も飛び入りで応援に駆けつけた
就職の時~面接者を目で殺せ~
スクールとか通っていないのに面接者を笑わせられて感触がよかったのに、落とされて、何を求められているかわからなくなりました。そんな時、奥島先生に「相手がどういうことを求めているかではなくて、自分がしたいことを話せばいい。難しいことで答えられないとき、面接者を目で殺せ」って言われたんです。最初は”目で殺す”って何かわからなかったんです。後で、自分以上でも自分以下でもなく、等身大の自分を見せればいい、必要なら採ってくれ、要らなければ結構です、そういう決意・覚悟を目でビームを送ればいいと気付いたんです。可能性を買ってくれるところも絶対あります。人に気に入られようとするんじゃなくて、等身大でいろんなことに勝負に出てほしい。昨日の自分より今日の自分の等身大の方が少し大きくなっていればいいと思っています。