Waseda Weekly早稲田ウィークリー

キャリアコンパス

ワセダ・カルチャー・トーク2001 参議院議員 釜本 邦茂 「熱いハートを燃やせ!」

参議院議員 釜本邦茂(かまもと・くにしげ)

 

各界で活躍する本学卒業生(校友)による恒例のワセダ・カルチャートーク。今年のトップバッターは日本サッカー界の重鎮、釜本邦茂氏。本学商学部二年の時にチーム最年少で東京オリンピック出場。ヤンマーディーゼル(株)入社後のメキシコオリンピックでは得点王となり日本サッカー初の銅メダル獲得に大きく貢献。1981年には前人未踏の二百ゴールを達成。輝かしいサッカー歴を持つ現・参議院議員の釜本氏から後輩への熱いメッセージだ。

PPK!地域スポーツの場を!

「日本では、スポーツの中に政治が入るのを嫌う。それならスポーツを政治の中に入れていきたい。諸外国に比べ社会体育の遅れが目立ち、競技選手でない普通の人間が気楽にスポーツを楽しめる場が少ない。少子高齢化社会で年寄は誰もが、ピンピン生きてコロリと死ぬ…PPKを望んでいる。私の親も百歳まで生きて数日寝込んだだけの大往生。周囲は介護の必要もほとんどなかった。健康に老いるために、スポーツ振興は労働厚生省でも強力に推進しています。国民全体が健康なら医療費も介護費用も下がる。小学校なども少子化でチームが維持できなくなっている。少子高齢化社会では、地域が支えるスポーツ施設が必要だし指導者の育成も重要。身近なスポーツセンターは「公設民営」で運営されるべきです。皆さんも、スポーツ振興サッカークジ、ぜひ買ってください!」

野球少年がなぜサッカー選手に?出会いの中で人生が変わる!

「プロ野球選手志望の私に中学の先生が言った一言。『野球は日米だけ。世界中で最も人気のあるスポーツはサッカー。甲子園だけを目指す野球よりサッカーで世界を目指せ!』。この言葉が私の生涯を決めた。早稲田時代も『授業は任せろ!』と言ってくれた友人たちのお陰で卒業できた。東伏見の練習場近くの馬術部には吉永小百合さんがいたし、田中真紀子さんも同時代。出会いは財産!」

嗚呼! 早稲田スポーツよ! 日本サッカーよ!

「早稲田スポーツ黄金期と比べ、今のサッカー、ラグビー、駅伝とどれを見ても惨憺たる情況だ。いったん下に落ちたものを上に上げるのは大変で、茨の道を切り拓く覚悟が必要。日本のサッカーチームも世界のランクでは四十二位。枠から飛び出し、攻めの姿勢を!」

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日はほぼ毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/weekly/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる