ワセダ・カルチャー・トークの最終日を飾ったのは、第一文学部出身のキャスター・浜尾朱美さん。競馬好きでも知られる浜尾さんの「ちょっといい話」をご紹介する。
「私は仮定法過去完了で人生を語ることはしません。『もしあの時何々していたら何々だっただろう』というのでは人生はつまらないものになってしまいます。夢は見果てぬ夢のままにしておくのか、それとも夢を追い続けていくのか、答えは出ません。でも、人生の中では『自分』という役しか演じられないのだと思います」
テレビ番組「ニュース23」のキャスターとして知られた浜尾さんだが、その取材や仕事の中で多くの人々と出会い、別れを経験してきた。その想いでは、今も浜尾さんの胸の中で脈々と生き続けている。
「人との出会いは『一期一会』だと思います。そういう多くの出会いをしてきたことは私にとってかけがえのない財産ですし、これからも大切にしていきたいと思っています。皆さんもこれから就職や結婚など、大きな出来事を控えていると思いますが、『出会い』を大切にしてください」
今は一児の母として、子育てにも大きな力を注いでいる浜尾さん。これからまた徐々に現場に復帰し、仕事を再開するとか。テレビでお目にかかれるのもそう遠くはないだろう。