Waseda Weekly早稲田ウィークリー

キャリアコンパス

プロスケーター 八木沼純子 何かひとつやりたいことを見つけて

■やぎぬまじゅんこ

95年教育学部卒。 88、 89年全日本選手権2位。 88年カルガリー五輪出場。 95年プロに転向。同年 10月よりフジテレビ「FNNスーパータイム」のスポーツキャスターを務める。4/26~5/5に所属のプリンスアイスワールドチームが新横浜でアイスショーを開催予定。

早稲田では四年間、スケート部に所属していました。スケート部には新入生がプールで男子が十・、女子が五・の高さから飛び込みをするという儀式があるのですが、私たちの年はなぜかものすごい雷雨の日でして、それが今でもとても印象に残っていますね(笑)。フィギュアが個人競技ということもあり、一緒に大会に出るということはなかったのですが、ほかの行事で仲間と過ごせたことはいい思い出になっています。

五歳の時にフィギュアスケートを始めて、中学生からいろいろな大会に出て、スケートが生活の大部分だったので、大学に進んでもっといろいろな世界を知りたいという気持ちがとても強かったんです。スケートの恩師が早稲田の出身ということもあり教育学部の社会科学専修に入りました。クラスの友達はみんな焦らず気取らず、いろいろなものに挑戦しようという人が多かったですね。私自身も入った頃は本当に手探りだったけれど、多くの人と出会う中で、ああなるほどなって、自分の興味の幅が広がっていったような気がしています。

卒業後、アマチュアからプロに転向して、現在はプリンス・アイスワールド・チームというところに所属して、アイスショーの活動を行っています。アマチュアのスケートは競技ですから、高い得点をあげるために、精神も肉体も鍛えあげて上を目指さなければならない。そんなふうに自分のポジションをどんどんあげていくのも楽しかったんですが、お客様が中心の、見ている人を心から楽しませるスケート、それが私のやりたいスケートなんだということに気付いて、昔から好きだったアイスショーの世界に進む決心をしました。

また、一昨年の秋からフジテレビの『スーパータイム』というニュース番組でスポーツキャスターを務めています。学生の時にゼミで「放送学」を勉強していて、TV番組の企画や制作の仕事には興味があったのですが、まさか自分がこうやってテレビの表に回る人間になるとは思っていませんでした。

私は自分がアマチュアの選手の時にマスコミをうまく利用できなかったという思いがあるのですが、今の選手ってそういう所がうまいじゃないですか。それは決して悪いことではなくて、マスコミを利用して、自分やそのスポーツをPRしていこうとする。これからはどんどんそうなっていくべきだと思います。

これまで取材される側だった私が今度は取材する側に回ることで、改めてその難しさを痛感する毎日です。でも今はただスケートを滑るだけじゃなくて、テレビの活動を通じて、スケートをもっとたくさんの人に知ってもらうのも私の役目だと考えているんですよ。

新入生の皆さんに言いたいのは、何かひとつやりたいことを見つけて、学生生活の目的を見つけてくださいと言うことです。私は、学校に通いながら朝と夜、スケートの練習もしていたから、コンパだとか旅行なんていう、いわゆる普通の学生っぽいことはあんまりできませんでした。けれどもとにかくやりたいことは全部やったから、大学生活に悔いというものは本当にないですね。もしも早稲田に来ていなければ、今の生活も全然違うふうになっていたんじゃないかな、とよく思うんですよ。

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