Waseda Weekly早稲田ウィークリー

学生注目!

元「乃木坂46」 女優・市來 玲奈 社交ダンスで魅力全開

「覚悟を決めて自分らしい一本の道を進みたい」

 文学部3年 市來玲奈(いちき・れな)

TBS系バラエティー番組の社交ダンス企画で見事な踊りを披露し、出場した大会でも優勝するなど情熱的なパフォーマンスが注目されている女優・市來玲奈さん。小学5年生から始めた社交ダンスは、ジュニア世界大会で入賞したほどの実力を持っています。かつて女性アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとしても活躍し、「自分の原点」と語る社交ダンスや女優業と学業を両立させている市來さんに、思い描いている夢などを語ってもらいました。

――ダンスでの表現力が大きな評判を呼んでいますね。

「社交ダンス」は自分の原点だと思っています。中学生まではアスリートとして取り組んでいたので、朝から夜まで練習漬けの日々でした。乃木坂46時代は完全にダンスから離れたので、「金スマ」(※)で社交ダンス企画に参加させていただき、また情熱を注げるようになれてうれしいです。もっともっと競技で良い成績を出していきたいですね。

――社交ダンスの魅力は?

最初は男女で組むことに恥ずかしさを感じたりする方もいるかもしれませんが、社交ダンスは相手への思いやり、コミュニケーションがないと踊れない。相手を尊重する気持ちがないと、良いダンスはできないという、すごく素敵なスポーツだと思っています。若い人が少ないので、少しでも社交ダンス界の力になりたいと思っています。

TBS 山本匠晃アナウンサー(左)と踊る市來さん

――なぜ早稲田大学に進学したのですか?

母が第一文学部の卒業生で、「箱根駅伝」や「早慶戦」で早稲田を応援する環境で育ってきて、物心ついたときには「早稲田に行きたい」という思いが芽生えていました。高校受験で早稲田大学の付属校「本庄高等学院」に入学し、1年の夏にオーディションで乃木坂46に選ばれました。アイドルとして撮られる側を経験して、「映像を勉強して、撮る側、撮られる側両方の立場を知ることができたら面白そう」と思い、文学部の演劇映像コースを希望するようになったんです。

――早稲田のどこに魅力を感じますか?

大学の自由な校風は付属校でも感じていました。実際に大学に通ってみると、学生たちが幅広い分野でやりたいことをやって、生き生きとして、憧れ通り。私が通っている戸山キャンパスは落ち着きがあって好きなのですが、早稲田キャンパスの新しい3号館も大好きです。存在感やデザインに圧倒されて、ここで授業を受けたくて政経経済学部の友達に同席させてもらったこともあります。

――どのような授業が好きですか?

映画史が好きですね。作品が撮られた時代的背景とか、監督の思いだとか、演劇映像コースで学び始めてから、よく考えて映画を見るようになりました。それから、一本の映画についてカメラアングルや音の効果とかを専門的に考えて、自分でプレゼンテーションすることも。同級生から意見を聞くのも面白いです。

――学業と芸能活動を両立するのは大変ですね。

高校時代は学校が遠くて通学は新幹線でしたので、芸能の仕事の合間や移動時間に勉強するコツを身に付けました。大学は自分で時間割が組めるので、高校よりはうまくできていると思います。カフェで勉強したり、レポートを書いたり。常に工夫しています。

――今後の活動について教えてください。

芝居が好きなので女優はもちろんですが、小学生のころはアナウンサーになるのが夢でした。番組でTBSの山本匠晃(やまもと・たかあき)アナウンサーと組むようになって、あらためてアナウンサーの良さも感じて、多くのことを学ばせてもらっています。色んな経験をして、挑戦をして、感性を磨きたい。美術館へ行ったり、舞台を見に行ったり、一人旅をしたり。後の自分に役立っていく発見をして、覚悟を決めて自分らしい一本の道を進みたいと思っています。

第636回

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【プロフィール】
千葉県出身。早稲田大学本庄高等学院卒業。中学生のころから多くの競技ダンス大会で入賞。2011年から2014年にかけて、「乃木坂46」のメンバーとして活動し、早稲田祭2014のライブにサプライズ出演したことも。2015年8月、「金スマ」の企画で「NBDAダンススポーツ競技会」(日本プロフェッショナルボールルームダンサーズ協会主催)の「DSCJ1級戦 スタンダード部門」にTBS山本アナと組んで出場、初優勝を飾った。趣味は深海魚やUMA(未確認生物)など未知の世界の生物という。

※TBS系列「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」

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