私が早稲田祭2018運営スタッフになって驚いたのは、約500人というスタッフの多さと、活動が細分化されているということです。企画を考える、広報を行う、参加団体の対応をする、企業に協賛をいただく、会場を整備する、留学生が祭に参加しやすい環境を作る・・・。他にもさまざまな活動があり、一人一人が自分たちの仕事に責任を持って活動しています。それぞれの活動のスペシャリストの集団が、運営スタッフとも言えます。
しかし、早稲田祭は決して運営スタッフのみによって作られている訳ではありません。パフォーマンスを行うサークル、飲食屋台を出店する団体、活動や作品を発表する学生・・・。
たくさんの人が関わって初めて成立します。
こんなにも多くの人々が、それぞれの立場で関わって、やっと一つの祭が完成します。たった2日間のために、膨大な時間と労力が費やされたのです。私は今年早稲田に入学して運営スタッフとなり、祭が出来上がるまでの過程を肌で感じてきました。祭を裏側から支えてきた運営スタッフという立場で見る今年の早稲田祭は、私に多くの感動を与えてくれました。
”「好き」に情熱を。”
これが早稲田祭2018のキャッチコピーです。今、私が運営スタッフを続けているのも、「好き」がたくさんあるからだと思います。「祭」が好き。「広報の仕事」が好き。「運営スタッフのみんな」が好き。「好き」なことに取り組むのは、楽しくてやりがいがあるし、つらいことがあっても「好き」だからこそ頑張れました。一度きりの大学生活。こんなにも多くの「好き」に出合えた私は幸せ者だと思います。
早大生は、今しかできない「好き」なことに本気で情熱を注いでいます。紺碧の空の下、えんじのはっぴを着て見た祭。早稲田祭2018で、その情熱は形となりました。
早稲田祭2018運営スタッフ・文化構想学部 1年 小川 裕加(おがわ・ゆか)