2021年10月13日(水)に開催いたしました「教えて!こころの110番」についてご報告いたします。
「WASEDAスポーツ・健康月間」の一環として開催された本イベント。
コロナ禍でご自身のメンタルに不安を抱えている方も多い中で、カウンセリングや学内外の相談先について知っていただき、悩みを抱えている方々が一歩踏み出すきっかけになれば、との思いで実施いたしました。
今回は樫木啓二さん[早稲田大学保健センター学生相談室心理専門相談員(臨床心理士)]と石井映美さん[早稲田大学教授・保健センター常勤精神科医、精神保健指定医、医学博士]のお二人をゲストとしてお招きしました。
石井さんにはメンタルクリニック(精神科)についてやカウンセリングと精神科の違い、心療内科と精神科の違い、さらには薬物療法についてお話していただきました。親しみやすい説明で、メンタルヘルスについての理解が深まるお話でした。
樫木さんには主にカウンセリングや学生相談室、精神科医とカウンセラーの違いについてお話していただきました。保健センターの利用方法や外部機関の探し方など、具体的な内容の説明が多く、今後相談先を検討するうえで参考になるお話ばかりでした。
イベントの最中にはワークショップの時間も設け、精神を落ち着かせる呼吸法を樫木さんから教えていただきました。
後半では質疑応答の時間も設けました。カウンセリングや精神科の利用基準・利用方法についてや相談に行くタイミング、学外の相談先の探し方について教えていただきました。カウンセリングを受けに行く際に明確な基準等はなく、誰かに相談したい、聞いてほしい悩みがあれば学内外問わず専門機関に相談しに行って大丈夫、とのことでした。
当日は約90名のご参加をいただき、イベント開催後に実施したアンケートでは80%以上の方に「満足・やや満足」とのご回答をいただきました。カウンセリングに対してポジティブな見方ができるようになったとの感想もみられました。
ストレスが原因で心身ともに視野が狭くなってしまうことがあります。
「どうすることもできない」「逃げ道がなくて苦しい」そんな考えに囚われてしまうことはありませんか。
悩みを誰かに相談してみることでこころの負担を減らせるかもしれません。
樫木さんと石井さんのお話に共通していたことも「セルフマネジメントは大事ですが、つらくなったらためらわずに専門機関に相談してみてほしい」というものでした。
一人で抱えこまずに、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
学内の相談先は以下学生生活課のHPにもまとまっているので是非ご活用ください。
各種学生相談について
https://www.waseda.jp/inst/student/support/consultation
今後もSJCでは様々なイベントを行う予定です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。