まるで“陸上のカーリング!?” ボッチャ体験会
2022年10月5日(水)に開催いたしました「まるで“陸上のカーリング!?” ボッチャ体験会」についてご報告致します。
皆さんは「ボッチャ」というスポーツを知っていますか?「名前は聞いたことはあるけど、どんなスポーツなのだろう?」と思っている人も多いのではないかと思います。今回はいま人気のパラリンピック競技の一つでもある、「ボッチャ」の体験イベントを実施しました。気軽に参加をしてもらいながら、「簡単そうに見えて、実は意外と難しい」、けれどもクセになるボッチャの魅力を、学生の皆さんに知っていただくことを目的に開催しました。本イベントは早稲田大学学生健康増進互助会の「WASEDAスポーツ・健康月間」の一環として行いました。
「ボッチャ」は、重度の障がいのある方のためにヨーロッパで考案されたパラスポーツです。最初に投げる白い球(「ジャックボール」という)に、チームごとに異なる色のボールを投げていかに近づけるかを競うスポーツで、気軽に楽しめると人気を集めています。
当日は三つの体験コートを用意し、初心者向けの練習から実際の試合まで段階的に体験できるようにしました。
まずは、ちょっと変わった形で、弾み方も独特なボッチャボールを自分の思い通りの位置に投げるコツや、試合で使える技やテクニックを学んでもらいました。初めは特殊な形をしたボールを思い通りに投げることに苦労する姿が多く見られましたが、次第に目標の的に近づけられるようになっていました。

ボッチャの技の一つ、「プッシュ」の練習場面。投球を繰り返すうちに、ボールをジャックボールの近くまで思い通りに近づけられるようになっていました。
次に、入門用の体験コートでつかんだコツを試合形式で実践。参加者同士で二つのチームに分かれて対戦しました。試合では、最初に投げたジャックボールに、両チームのボールをどれだけ近づけられるかを競います。時には相手のボールをはじいてコートの外へ押し出したり、ジャックボールそのものを動かして形勢逆転を狙ったりしながら、自分が優位に立てるよう、戦略を練りながらボールを投じていました。

ボッチャの試合風景。参加者は互いに、相手がジャックボールに近づけようとするのを阻止できるよう、工夫して投球していました。中には、ジャックボール周辺に両チームのボールが集中する白熱した試合も見られました。
参加された皆さんからは、「普段なかなかできないスポーツを経験できて、楽しかった」、「練習レベルから試合まで、段階的に体験でき、試合もできて満足」という声が寄せられました。気軽に参加できるよう、5分程度の短時間でも楽しめるよう工夫して体験会に臨みましたが、うれしいことにその予想に反し、多くの方が30分以上体験していただき、アンケートでも参加された全員が「満足・やや満足」との好評価をいただきました。また参加者の中から抽選で豪華景品をプレゼントしました。
今後も同様の趣旨のイベントを通じてパラスポーツの体験の機会を、さまざまなキャンパスでの実施を含めて提供できることを検討しております。皆さまのご参加をお待ちしております。