Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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グッパラリー シャーラ タス! by しの

しの(ICC学生スタッフリーダー)

今回はじゃんけんのかけ声を通して、みなさんに文化の違いを知る楽しさをお伝えしたいです。

グーチョキパーの3つの手のうち、2つだけを使って2つのチームに分かれるじゃんけん。小学生の頃、昼休みに外遊びでチーム分けがある時よくやりましたよね。みなさんはこのじゃんけんをする時、どんなかけ声をしますか?

このかけ声、地域によってさまざまなんです。

                      ©Sketchify via Canva

私は寮に住んでいます。寮にはさまざまな国や地域からの人がいて、夜ご飯の時間には食堂でよく方言やご当地グルメの話をします。ある夜、栃木県出身の私、岡山県出身のSちゃん、岐阜県出身のAちゃんの2人で「2つのチームに分かれるじゃんけん」についての話になりました。

私のふるさと、栃木県のかけ声は

グッとパーで分かれましょ!

(あいこの時は、分かれましょ!)

グッとパーで合った人!

(あいこの時は、合わないよ!)

など、県内でも地域によってちょっとずつ違い、クラスでグループ分けがある時にいつもみんなのかけ声が合わず、クスッと笑ってしまう程度でした。そのため、他の県でも多少の違いはあるけれど、大体同じなのだろうと勝手に思い込んでいました。しかし、そんな予想はあっさりと裏切られてしまいました。

岡山出身のSちゃんによると、グーとパーで分かれるじゃんけんのかけ声は

グッパラリー シャー ラ タス!

(あいこの時は、リーノ タス!)

まるで呪文!不思議な響きの言葉で、思わず口に出してみたくなりますね。ちなみに、食堂で3人で唱えていたら、隣のテーブルの先輩から怪訝そうな顔をされました。もし今、読者さんが人の多い所にいるなら、小声で唱えるのをお勧めします?

岐阜県出身のAちゃんが住んでいた地域では、グーとチョキを使って分かれるそうで、かけ声は

グッチーグッチーグーグッチ!

(あいこの時は、グーグッチ!)

なんだそう。某高級ブランドを連呼しているような、豪華なかけ声ですね。小さい頃から唱えていると思うと、恐るべしです?

2人の話を聞いて、じゃんけんのかけ声で地域によってこんなに違いがあるのか!と仰天しました。じゃんけんも一つの文化。文化の違いを知ることはとってもおもしろいです。自分の当たり前を疑うきっかけにもなります。

早稲田大学には日本全国、そして世界中から学生が集まっています。グーとパー/チョキで分かれるじゃんけんのかけ声の話は盛り上がること間違いなし!ぜひ話の種にしてみてください。

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