Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

その他

早稲田の中の小さな地球 ICC学生スタッフ卒業レポート

すずな
政治経済学部
ICC 学生スタッフリーダー
2021年11月-2024年1月在籍

はじめに

皆さんにとって、安心する居場所はどこですか。家や、仲間、色々な関係性が思い浮かぶかと思います。居場所の定義も様々でしょう。まだ一番の居場所に出会えていない方もいるかもしれません。私にとっての大切な居場所は、ここ、ICCでした。これから居場所を見つけたい人、もしくは居場所を増やしたい方、どんな人の居場所にもなりうるICCの魅力を少しでも伝えられればと思います 

ICCとはどんな場所

そもそも、ICCとはどんなところか、まだ参加したことが無い人に向けて改めてお話ししたいと思います 

ICCは早稲田の中にある小さな地球であると想像してみてください。そこには、様々な国籍や年齢の人がいて、もちろん価値観も様々。話す言語も違う場合も多いですし、背景も全く異なるかもしれません。共通していることは、自分のまだ知らない世界を開拓しようとしている人たちであるということだと私は感じています。 

カントリーフェスタを通して、異国の文化を体験したり、特定の分野の最前線を走る企業のお話を伺ってみたり、英語や日本語を学ぶ中で、授業では関わることのできない人々と仲間になったり、新しい世界とのふれあい方は様々です。イベントに参加するだけで、まだ見ぬ世界を知ることができる、まさに早稲田の小さな地球と呼べるのではないでしょうか。 

個人的な憶測にはなりますが、参加してくれる参加者も、イベントを企画している私たちも、新たな出会いを楽しむ人の集まりであると感じています。それぞれのバックグラウンドは違えども、この共通する価値観が、ICCを万人の居場所として成り立たせているキーワードであるよう感じています。 

ICCで学んだこと

冒頭でもお伝えした通り、私にとってICCは大切な「居場所」でした。この居場所を誰にとってもの居場所と呼べるように築き上げる上で重要だと感じたキーワードを、2つ紹介したいと思います。 

まずは、「笑顔」です。とっても単純なことですが、私にとっては人の心を開くための最強の武器であったと考えています。ICCのイベントは多くが初対面の学生同士で構成されています。初めて出会った人と交流し、時にはディスカッションをする中で、初対面の壁を乗り越えることは簡単なことではありません。少し緊張感のあるイベントを、多くの学生にとって安心する居場所にするためには、彼らの壁をなるべく早く砕いてあげる必要があります。受付で挨拶をする時、司会をする時、世間話をする時、誰よりも笑って、心からの笑顔を届けることが、緊張の特効薬となり得るのです。単純ですが「笑顔」を絶やさないことは安心できる「居場所」を築き上げる重要な土台であったと感じています。 

次に、「人」です。ICCで活動した2年間、本当に様々な人に支えられてイベントを実現することができました。 

まずは、イベントに参加してくださるゲストの方々です。忙しい仕事や部活動、学校の合間を縫って、イベントに協力してくれるゲストの方々に、ありたっけの感謝をもって接することは、イベントが成功する鍵であることを学びました。ゲストの方々がいるからこそ様々な角度でのイベントを実現し、「居場所」を築けたと考えています。 

また、職員の方々です。ICCにはFT(フルタイムスタッフ)と言って、学生スタッフを支えてくださる大学の職員の方々がいます。大事な時には厳しく指導してくださり、苦しいときは温かく見守ってくださる職員の方々がいたおかげで、ICCという枠を超え、社会という「居場所」での振る舞いを勉強することができました。「居場所」を心地よいものにするためには、規律や礼儀も重要な要素となります。学生の間から社会人としての心得を学ばせていただいたことは、今後の財産となりました。 

そして、なんと言っても、ICCスタッフの仲間たちです。楽しいときも、苦しいときも、あらゆる価値観を分かち合うことができた仲間は人生の宝物です。大学の人生に一生忘れられない「居場所」を分かち合えた仲間がいたことに、心から感謝しています。 

このように、私は様々な人のおかげで、ICCという「居場所」をできるだけ多くの人に心地よいものとして作り上げていくために努めることができました。この学びを今後の人生でも最大限活かし、ICCのような居場所を世界に広げていけたらと思います。 

(ICC photo)

最後に

ここまで、ICCという場所が私にとって、そしてみんなにとって大切な「居場所」となり得ることをお話してきました。この「居場所」の一員に、これを読んでいるすべての人になっていただきたいというのが、私の願いです。 

方法は2つあります。1つはイベントに参加することです。初対面ばかりのイベントに参加することは、少しの勇気が必要かもしれません。しかし、踏み入れるとワクワクする世界が待っています!是非、気軽に参加してみてくださいね。2つ目はICCスタッフの一員になることです。居場所ができるだけでなく、居場所をみんなのために築き上げる、人生において重要なスキルを身に着けることができます。そして、何よりもその過程でかけがえのない人との結びつきができるでしょう。 

最後に、2年間交わったすべての人に感謝を述べるとともに、今後もICCが早稲田の中の小さな地球として、末永く存在してくれることを願っています。 

ICCがこれからもずっと、全ての人の温かい「居場所」でありますように...! 

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