Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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衣装一つから広がる世界 韓国伝統衣装「ハンボク」体験イベント 参加者レポート

商学部 宮森 ひかり

元々KPOPや韓国文化に興味のあった私は、漠然と「よく目にするあの韓国の服を着てみたい!」という想いを抱いていました。しかし、日本では着る機会も無いし、いざ韓国旅行に行っても他の予定で大忙し…。いつか着られるかな~と悠長に考えていた時に、ちょうどICCから今回のイベントに関するメールを貰い、迷うことなくその場で申し込みました。あの奇跡のようなタイミングは今でも忘れられません(笑)しかも自分の大学で着られるなんて想定外中の想定外。貴重な機会をくださったICCの皆様には感謝しかありません。

当日参加すると、まず日韓以外の学生が多いことに非常に驚きました。

ここ数年日本では韓国文化が大流行していることもあり、きっと参加者の大多数は日本人なのだろうなと思い込んでいました。しかし、当日割り当てられた班のメンバーを見ると、なんと私以外は全員留学生。他の班を見渡しても大半が留学生でした。私は日本人ですが、自分の好きな文化に興味を持っている人が世界中に存在していることは嬉しいものですね。

いざイベントが始まると、ハンボクの解説や着方の説明を受けたり、実際にハンボクを着用し観光の伝統的な遊びであるタクジを体験したりするなど、充実した1時間半を過ごすことができました。

ハンボクの解説は韓服普及協会の先生が行って下さり、そもそも韓国では韓服をチマチョゴリとは呼ばないこと、ハンボクの色を見るだけで身分や年齢が分かることなど、今回のイベントに参加したからこそ得られる知識で溢れていました。

そして実際に着用してみると、日本の着物とは違い意外と簡単に着られることに驚きました。チマ(スカートのこと、男性の場合はパジ)とチョゴリ(上着)で色が異なり、その色の組み合わせも様々なので、参加者全員が身に着けると部屋全体が綺麗に彩られているようで視覚的にもハンボクを楽しむことができました。「同じ場で、同じ衣装を楽しんでいる」という感覚からなのか、顔も名前も知らなかった初対面の学生たちとの交流も弾みました。

ハンボク着用の姿(筆者提供)

私の場合、今回のイベントに申し込んだきっかけは「可愛い衣装を着用してみたい!」という率直な思いでしたが、イベント終了後にはハンボクに加え韓国の伝統や歴史にまで興味を抱くようになっていました。また、世界中にはこんなにも異文化に関心を持っている人がいると知れたことも大きな収穫です。生い立ちや言語、今生きる環境が違っても異文化を通して繋がり合えることはとても素敵なことです。今後も気になるイベントは勿論ですが、自分の興味の幅を飛び越えて様々な活動に参加し、色々なことを吸収していきたいです。そうして得た体験や知識が自分の人生を豊かにするのだと思います。

そして最後に、本イベントを作ってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。貴重な機会をありがとうございました!

当日参加の皆さん(ICC photo)

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