Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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全てを飛び越えた異文化交流 ICCアウトリーチプログラム 参加者レポート

教育学部 小間なつみ

アウトリーチプログラムとは、日本出身学生と留学生がペアを組んで一から授業を作り、留学生の出身国について、小中高生に向けて異文化理解の授業を行うプログラムです。

私は幼少の頃から教員志望で、現在は教員免許取得のため日々勉強しており、このプログラムには、子供と関わる機会を沢山得たいという思いから応募しました。

今まで学習の一環として早実の授業を見学させていただいたり学友の前で模擬授業を行ったりしてきましたが、実際に小学生の前で授業を行うのは今回が初めてのことでした。そのため不安に思うことも多く、前日から拭えぬ不安と緊張で胸がいっぱいで、当日到着して見上げた早実の校舎も以前見た時とは全く違うように見えました。

授業風景(ICC photo)

私は日本人学生としてカリフォルニア出身のマイケルとペアとなり、アメリカと日本の文化の違いについて授業を行いました。アメリカは日本人にとって身近な国であり子どもたちの知識も他国に比べて豊富であるため “レストランでは大声でウェイターを呼んではいけない”など実はこういうルールがある、と意外性を突くような内容を中心とした授業づくりを心がけました。

そのため授業計画を立てる過程の中で私もたくさん新たな知識を得られ、準備期間は非常に有意義な時間を過ごすことができたと思います。

授業形態としては、国語や算数の様な座学による知識の享受、というより楽しんでもらうことを第一優先に〇✕クイズなど体を動かせるゲーム形式をとりました。「絶対〇だよ!」 「いやいや、×だよ!」と自分の意見をそれぞれが自由に述べ身体で提言し、正解発表の際には正解不正解関係なく皆大きくリアクションをとる、そんな授業のやりやすい空間でした。

授業が盛り上がらず、子供たちの興味も惹けないような覇気のない授業になってしまったらどうしよう、ということが一番の懸念点であった私は、楽しんでくれている子供たちの姿を見て心底ほっとしました。

私は今回教員志望の学生としてこのプログラムに応募しましたが、自分の国の文化をもっと知ってもらいたい、子どもが好き、異文化理解教育に興味があるなど、応募理由は三者三様でそれぞれが色々な思いを持って参加していることと思います。しかし、どんな思いであってもこのプログラムでの経験は必ず自分の中で貴重な財産となり、将来どんな道に進んでも、きっとどこかで生かすことができます。ここで得た経験をもとにこれからも様々なことに挑戦し、今しかできないことを存分に楽しみたいです。

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ICCでは年に複数回のアウトリーチプログラムとスクールビジットを行っています。小・中・高校で異文化理解の授業を作ってやってみたい方はぜひ応募してください!案内を見逃さないためにはICC Newsへの登録が一番です!

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