Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

その他

多様な視点に目を向けることの大切さ 繊細の森 at WASEDA 参加者レポート

 商学部 小路 雄介 

この度は、「ICCテーマカフェ 繊細の森 at WASEDA」に参加させて頂きました! 

本イベントは登壇者の講演会、質疑応答、参加者交流会で構成されており、とても満足のできる内容となっていました。本レポートでは、上記の構成のそれぞれの内容と、感じたことや気づいたことをご紹介致します! 

最初の講演会パートでは、公認心理士でHSP専門カウンセラーの武田友紀先生のお話を聞かせて頂きました。HSPとはどのような特徴があるのか、日常でどんな習慣や意識をしていくのかなど、どれも実践してみたくなるものばかりでした! 

ICC photo

私もこれまでに武田先生の著書を何冊か読ませて頂き、読者の立場に寄り添った文章構成や内容で素敵だなと元々感じておりました。そして実際に登壇者としてお話しされる際も丁寧な語りやイラストを用い、参加者から見てとても心地よくわかりやすくお話しされていたことが印象的でした! 

 内容の中で特に印象的だった部分としては、HSPだから内向的とは限らないということです。HSPの方は繊細な気質を持っているため、人間関係や性格において内向的だと捉えられている方も多いと思われます。しかし実際には、HSPの方の中にも内向的な方・外向的な方と分かれているのです。外向的だが繊細な方はHSS型HSPであり、他者との積極的な関わりを求め活動的である一方で、感受性が豊かなあまり疲れやすい一面もあります。 

本レポートを読んでくださっている方には、周りの外向的だなと思う友人の中にも、実はHSPの人がいるということを身近に感じて頂けたら嬉しいです! 

続いての質問パートでは、参加者の疑問に対し武田先生にお答えいただきました。 

私は「HSPのコミュニティを作りたいのですが、どんなことを意識すべき?」と質問させて頂いたのですが、「緩やかで参加を強制しないことに気を付けるとよい」とお答え頂きました。これまでは、自分は何ができるのか?と自分主体で考えてしまっていましたが、他者目線に立つことの大切さを改めて気付かせて頂きました。 

 また他の方の、葛藤に関する質問に対しては、「自分の中にある色々な意見に一つずつ思いやりを向けることが大事」と仰っていました。確かに、そうすることで極端な考えになってしまうことを防げる良い方法だなと思い、私もとても勉強になりました。 

今後ICCのイベントに参加される方も、是非他の参加者の質問をしっかり聞いてみてください!とても大切な手がかりを見つけられるかもしれません。 

 最後の交流会パートでは、6人ほどのチームでワークを行ないました。いくつかのテーマについてそれぞれの意見を付箋に書き、それを木のイラストの周りに貼っていくことで「繊細の森」が完成するというものです!私の参加したグループは学年もばらばらだったのですが、HSP同士での意見交換はとても共感できることばかりでした!リラックスしたいときにどんなことを習慣としているか、悩んだときにどんな対処をしているかなど、お互いにとって有意義な学びを得られました! 

 「これを言ったらどう思われるかな?」と気にしてしまうのはHSPの方にありがちですが、お互いHSPだからこそ本心で話し合える機会があることはとても貴重だと思いました! 

本イベントは英語にも対応しており、配布パンフレットや講演会内容は英語でも共有して頂けたため、留学生の方も非常に参加しやすいと思われます。 

複数言語でのイベントでも円滑にイベントが進行されていたのは、ICCの学生スタッフ・職員の皆様のお陰です。素晴らしいイベントをありがとうございました! 

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/icc/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる