皆さんは普段、ブラックミュージックを聴きますか?
スーパースターのマイケル・ジャクソンや、フェミニズムを掲げたことでも有名なビヨンセなど第一線で活躍するミュージシャンたちによる、様々な作品が世の中で親しまれています。それらの音楽は私たちを癒し、元気付け、人生のスパイスになる一方で、その時代の社会的、文化的背景を鏡のように映し出しています。
例えば、黒人音楽の歴史を紐解くと、今のような自由な空気はなく、表現することさえ禁じられた厳しい時代がありました。そのような環境でも、優れた作品やミュージシャンが絶えず生まれておりました。これにはどのような背景があったのでしょうか。
ICCではこの度、アフリカ系アメリカ人の音楽文化に造詣が深いウェルズ恵子様をお招きし、奴隷制が残る時代から20世紀初頭までの黒人音楽の歴史や、社会背景などを考察し、音源とともにお話しいただきます!
人々の魂の叫びを直接表現すること自体が禁じられていた時代に黒人音楽は、どう生き残り、変容していったのでしょうか。ウェルズ恵子様の話を通して、その偉大な変遷を振り返り、アメリカ黒人音楽の独自の世界観に一緒に浸りませんか。
更に今回、黒人音楽の持つ独特のリズム感を軸に音楽活動を続けている、本学の公認サークル、「ザ・ナレオ」に参加いただき、演奏動画を通じて、実際の音楽を楽しむ時間もあります!
黒人音楽に触れ、楽しみながら、その文化、社会背景を知り、黒人音楽をより深く知る機会になればと願っています。音楽、歴史、人権問題やアメリカ文化などに興味がある方もぜひご参加ください!
- ゲスト:ウェルズ恵子氏
立命館大学教授。専門は歌詞研究、アメリカ文学・文化、ヴァナキュラー文学、音楽文化研究。著書に、『ヴァナキュラー文化と現代社会』(編著)、岩波ジュニア新書『魂をゆさぶる歌に出会う―アメリカ黒人文化のルーツへ』、祥伝社新書『アメリカを歌で知る』、『黒人霊歌は生きている ― 歌詞で読むアメリカ』、『アメリカ黒人霊歌 19世紀・20世紀初頭文献復刻集成』、『狼女物語』(編著)など。NHKラジオ第二放送「宗教の時間/ ハワイに仏教歌を探して」で2019 年講師。アメリカ音楽文化の他に、説経節に関する英語論文、アメリカ日系仏教歌研究、おとぎ話研究など、論文多数。近刊に「100年生きたラブソング:恋歌の系譜と1920-30年代 ブロードウェイミュージカルの歌詞」がある。
日 時
2022年6月15日(水)18:15-19:45(18:00より入室可能)
会 場
オンライン開催(Zoom)
※Zoom URLは確定した参加者にメールでお知らせします
対 象
早大生・教職員
言 語
日本語(質疑応答は日英可)
参加費
無料
事前登録
MyWasedaより
登録締切
6月10日(金)9:00am
定 員
80名程度
※抽選結果は締切当日にメールでお知らせします
応募時の注意
参加確定後のキャンセルは他の方が参加できないことに繋がりますし、運営上も支障がありますので、ICCキャンセルポリシーをご覧いただき自分のスケジュールをよく確認してから応募してください
お問い合わせ
ICC
Tel: 03-5286-3990