文学研究科
Q.F.
学部入学と同時に日本に来て、今は大学院。日本人の学生と交流し、日本文化や習慣について学ぶ、または実際に体験する機会は多いのですが、同じ東アジアの韓国に行ったことは全然なくて、「韓国の人たちと話したい、韓国の生活や文化について知りたい」と思い、友人の誘いで2021年12月にICC日中韓オンライン交流カフェにパネルディスカッションにおけるサポーターとして参加しました。
元々は、本音で深く交流ができる2泊3日の合宿イベントですが、新型コロナ感染症の影響で、3時間のオンラインイベントになったと聞きました。時間が大幅に短縮されたため、多くの内容について深く話すことはできませんでしたが、考え抜かれた内容と充実したアクティビティにより、短い時間で想像をはるかに超えるほど、交流ができました。そして、オンラインのSpatialChatで行うことで、中国や韓国など、現地から直接参加する学生も多く存在し、逆に国や地域などの物理的距離を感じさせない交流になったと思います。また、Spatial Chatでは、遠い人の声が小さく聞こえ、近い人の声が大きく聞こえるので、まるで本当のカフェで友人と交流しているように感じて、感動しました。
今回のイベントで行ったアクティビティにもそれぞれ強い印象を受けました。まずはアイスブレイク活動ですね。参加者全員を8つのグループに分け、グループ内で自己紹介をする活動ですが、単に自分紹介するだけではなく、「積木式自己紹介」で、自分の前に自己紹介を行ったメンバー全員の紹介を繰り返してから自己紹介をするというものでした。その繰り返しにより、グループメンバーの名前、出身、興味などを想像を絶するスピードで覚えることができました。また、前の人の自己紹介を忘れる度、他のメンバーが助けてくれるので、友情も急速に深まって、まさにアイスブレイクだと感じました(笑)。
その後のクイズ大会もすごく面白くて、グループ全員で一緒に質問に答え、チャンピオンになれるよう努力することで、グループ内の絆がさらに深まりました。質問も様々なものが用意され、例えば「どの国の写真ですか」などの選択問題で、他の国の文化や風景について知ることだけではなく、自分の国への理解も一層深まりました。特に印象に残ったのは、一見すると間違いなく韓国の建築物に見える写真が、実は日本のある所から撮られたものとのものでした。「マジか?」と絶叫しながら、3つの国の文化に関する共通点と相違点を認識できたのが印象的でした。
それ以外に、自身も登壇したパネルディスカッションもすごく印象的でした。他のサポーターや学生スタッフの三人と会話することで、その国でどういう環境で育ったか、どのような生活を送っているかという具体的なイメージが鮮明になりました。そして、その話を通じて、文化や習慣における違いだけではなく、なぜこのような違いが生じるのかも認識できたことは大きな収穫でした。違いが生じる理由を理解してこそ、包容力が生まれると思います。私にとっては非常に貴重な経験となりました。
p.s.辛いもの好き同士を見つけることができたのも最高でした(笑)!
このように、異文化交流に興味のある方には絶対見逃せないイベントです!
ぜひ一度参加してみてください!