Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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国際交流イベントを運営する側に回り企画を形にする難しさと面白さを実感  卒業生インタビュー

徐  文彬さん

元ICC学生スタッフリーダー(SSL)
2020年みらい設計ガイドブックの卒業生インタビュー

参加者をサポートする裏方の役割に尽力

中国の大学を卒業後、ビジネスをより深く学びたくて早稲田への留学を決めました。来日してすぐの新入生オリエンテーションでICC(異文化交流センター)を知り、日本人学生との交流の機会を求めていろいろなイベントに参加するようになりました。時事問題などについて幅広く対話できた日中韓ホンネ交流キャンプは特に印象に残っています。そして次第に、自分もスタッフ側に立って留学生に交流の場を提供したいと思うようになり、来日1年後にICC の学生スタッフリーダーになりました。

それまで参加者として見てきた学生スタッフリーダーは華やかなイメージでしたが、実際には地道な裏方の仕事が多いことに驚きました。日中韓ホンネ交流キャンプを担当した際は、自由時間も参加者が親睦を深められるように働きかけました。その結果、キャンプ終了後も勉強会などで継続的に交流する参加者も多くおり、手応えを感じたのを覚えています。自分本位ではなく、参加者が何を求めてイベントに来ているのかをよく理解し、それを得られるようサポートするのが私たちの役割なのだと学びました。

学生時代は何でもやってみる姿勢が大切

日本での就職を考えたのは、ビジネスを専攻してきたことや、せっかく日本に留学している状況を活かして、いろいろな企業に実際に触れてみたいという好奇心からでした。ニトリを知ったのはまったくの偶然で、改めて人生というのは思いもよらない縁に左右されるものだと実感しました。だからこそ学生時代は、向き不向きを決めつけずに何でもやってみる姿勢が大切だと思います。また、自分の視野を広げ、将来の可能性を探る機会として、ICC のトークセッションをはじめとする多彩なイベントもお薦めです。各界で活躍する人たちから直接話を聞ける、早稲田ならではの貴重な機会をぜひ活用してください。

Encounters at WASEDA>>>

集客性や実現可能性も考慮して企画を立てる大切さを学ぶ

ICCの学生スタッフリーダーになって特に苦労したのが企画の立案です。イベントの内容がICCの活動目的や学生のニーズに合っているかどうかや、集客性、実現可能性なども十分に考慮して企画を立てる大切さを学びました。自ら企画し実現したイベントの一つが、中国の若者の消費行動などをテーマにした講演会です。講演者への出演依頼、広報、会場設営、司会、事後のアンケート集計や反省会など一連のプロセスを経験し、計画に沿って着実に進める実行力やチームワーク、ビジネスマナーなどを、実践を通して身につけることができました。当日は雨にもかかわらず80人を超える学生が参加してくれたことも心に残っています。

 

Current Job>>>

多様な人が働く環境で丁寧な相互理解を意識したい

入社してから現在まで、複数の店舗や部署を異動しながら経験を積んできました。店舗ごとに規模やカラー、仕事内容もそれぞれ違い、異動のたびに新しい環境を味わえることは、変化を好む私の性格に合っていると感じます。商品の陳列の仕方を少し変えるだけで売上が変動するため、自分で考えて工夫したことが数日後には数値的な成果となって目に見えることに醍醐味を感じます。

学生アルバイトやパートスタッフなど、さまざまな世代や考え方の従業員がともに働く環境は、ある種の異文化コミュニケーションの場とも言え、対話を通して相互理解を図ることを意識しています。ICCで多様性に富むメンバーと同じ目的に向けて協働した経験が今に活きています。

 

 

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