Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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企画者レポート:グローバル社会での語学力と異文化コミュニケーション〜外交官としての歩みと挑戦〜

W.K. (学生スタッフリーダー)

はじめに

みなさん、こんにちは!
早稲田大学ICC(異文化交流センター)のSSL(Student Staff Leader)のW.K.です。

さて、この度、2021年7月6日に「ICCオンライン・トーク・セッション:グローバル社会での語学力と異文化コミュニケーション〜外交官としての歩みと挑戦〜」を開催いたしました。コロナ感染防止のため、やむを得ずオンラインでの開催となりましたが、学年や国籍など、様々なバックグラウンドをもつ早大生・教職員の皆さんに参加していただき、とても嬉しく思います。ゲストスピーカーの二階堂幸弘様をはじめ、イベントにご参加・ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

企画のきっかけ

私は、中学・高校時代から異文化交流が好きで、将来に関しても漠然と国際的な職業に興味を持っていました。しかし、私のように海外に住んでいた経験がない学生にとって、実際に海外で働くこと、外国語を使って異なる文化背景を持つ方々と一緒に仕事をすることはなかなか想像しにくく、本当に自分に成し遂げられるのか不安に感じていました。

また、私は「日本人学生の英語に対する苦手意識」というテーマにも関心を持っていました。多くの日本人の英語学習者が直面する課題として、「ネイティブスピーカーのような完璧な英語を話さなければ」と意識するあまり、自ら積極的に英語を話せなくなってしまい、自信をなくしてしまうというケースがあると思います。きっと早大生の中にもそのような英語学習に対する悩みを持っている人がいるのではないか?と思い、学生たちの英語に対するコンプレックスを出来るだけ払拭し、海外や国際交流の場で思い切って挑戦できるように後押しできるようなイベントを開催したいと考えました。

そこで、外交官として39年間、様々な国で活躍され、現在は教育機関で教鞭をとられている二階堂幸弘様をお招きし、異文化コミュニケーションにまつわる具体的なエピソードや、世界を舞台に働く上での語学との向き合い方などについて、ぜひお話をいただきたいと思い、本イベントを企画させていただきました。

講演の様子

二階堂様は、はじめに、ご自身のご経歴、外交官として駐在されていたオーストラリア、ブルガリア、イラン、アメリカ、クウェート、スイスでのご経験について、とてもフランクにお話ししてくださりました。

クウェートでの外国人労働者の多さに驚かれたこと、ニューヨーク駐在中はお仕事で英語を使う場面はほとんどなく、生活の中での日常会話が中心だったため、様々な国や地域から集まった人々と会話をすることが多く、英語のアクセントに苦労されたことなど、意外なエピソードも伺えました。個人的には、駐在先の一つでもあったスイスについて、多言語・多文化が存在する中で、永世中立国としての特殊なナショナルアイデンティティによって一体感が保たれているという点が、特に興味深く感じました。

また、外国語、特に英語学習についても、英語に対する意識・向き合い方から、実践的な勉強法まで、詳しくお話いただきました。

その中で、私が最も印象に残っているのは、「自分に合った方法で、自分の興味に従って学びを広げていく」ことの大切さについてのお話です。参加者のお一人が、「一つの言語を極めるか興味のある言語を広く浅く学ぶのでは、どちらが国際社会で役立ちますか?」という質問をされた際、二階堂様は、自分の関心のある分野や関心のある国で必要となる言語を勉強することを勧めていらっしゃいました。また、特に英語に関しては、自分の基礎的な英語力に、ある程度自信を持って恐れずに積極的に使うこと、さらに上を目指すというよりは、知識の幅をどんどん広げていくイメージで、自分の言葉として使える単語や表現を増やす努力を継続して行うことの重要性を学びました。

また、外交においても、ビジネスのコミュニケーションの場においても、コミュニケーション力、決断力が非常に大切であるとのことでした。国際交流の場で役立つコミュニケーションを培う方法としては、日頃から自国の文化についての知識をつけておくことを挙げていらっしゃいました。

講演の後には、質疑応答の時間を設け、事前に受け付けた質問と共に、その場での質問にもお答えいただきました。同意いただけた方については、質問者の顔が見える状態で発言してもらったことで、ゲストスピーカーとのインタラクティブな感想共有・意見交換の場になれたことも、よかったと思います。

イベントを終えて

参加者アンケートには、「コミュニケーション能力に自信がありませんでしたが、不安を解消できるようなお話を伺えました!」、「様々な国での体験を聞いて、自分もいろんな国の人と交流してみたくなりました」、「外交官の仕事について詳しく知れました」などのコメントが寄せられました。多くの参加者にとって学びの多い有意義なイベントとなったことが実感でき、企画して良かったなぁ、と大きな達成感を感じることができました。私自身も、今回の講演で学んだことを心に留め、これからの留学や就職活動などに精一杯励みたいと思います。

皆様にとって異文化理解への考えを深め、ご自身の将来についてヒントを得られるような機会となっていたら幸いです。本当にありがとうございました。

 イベント当日の様子(Image by ICC)

 

 

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