Intercultural Communication Center(ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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ICC企画者レポート:★SDC連携イベント第3弾★ 『カランコエの花』特別上映会+トークイベント

J.F. (学生スタッフリーダー)

みなさん、こんにちは。
6月21日に開催された『カランコエの花』特別上映会+トークイベントを企画した学生スタッフです。
イベントにお越しくださった皆様、ありがとうございました。
ここでは、本企画の背景や想いをご紹介できればと思います。

◆企画背景と想い

私は高校の頃から映画鑑賞が好きで、今まで色々な映画に感銘を受けてきました。映画の中で似たような気持ちをおぼえたり、まったく知らなかった世界を見たりして、映画が自分の人生の充実感にも影響を与えてきたといっても言い過ぎではありません。

私が大好きな映画監督、‎楊徳昌(エドワード・ヤン)氏の言葉に、「映画の発明で私たちの人生は3倍になった。何故ならば、映画の中で少なくとも2倍異なる人生の経験を得られるのだから。」という言葉があります。この映画イベントを企画したきっかけも、このような経験をより多くの人を届けられたらと思ったからです。

映画イベントをやると決めたら、第一段階ではどのテーマを扱うか検討する必要があります。どのようにこれまでと「異なる経験」をより多くの人に届けられるかが一番重要です。そして、私の頭の中に浮かんだのは「minority」というテーマでした。

近年、少しずつLGBTを保護する法律が制定されてきています。例えば、オランダ、ベルギー、スペイン、カナダ、南アフリカ共和国を含む24カ国では、国全土で同性婚を合法化。異性婚と同等、それに近い権利、または部分的な権利が認められました。国が法律を制定したからといって、これらの国のすべての人が同性愛について理解するわけではありません。より多くの人にLGBTをテーマに考えを深めるきっかけを提供するため、映画鑑賞会という形でこのイベントを企画しました。

私は「『minority』ではないから、なぜ『minority』を理解する必要があるの?」と思う人がいるかもしれません。確かに、自分が恋愛の「minority」に該当する可能性は低いかもしれません。しかし、他の状況では「minority」になることも十分考えられます。

ドイツのルター派牧師であり反ナチ運動組織告白教会の指導者マルティン・ニーメラーは

「ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった 私は共産主義者ではなかったから。

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった 私は社会民主主義者ではなかったから。

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった 私は労働組合員ではなかったから。

そして、彼らが私を攻撃したとき 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。」

という言葉を残しています。

 

私は「minority」を守ることは、「diversity」と「freedom」を守ることだと思っています。そしてそれは誰でも自分が自分らしく堂々と生きる環境を作るという意味です。

 

登壇した監督・中川駿氏さんと女優・堀春菜さん、山上綾加さん女優さんが話した様子

◆最後に

今回、3回の上映会に合計174人もの参加者にご参加いただいたことだけでなく、アンケートのコメントからも参加者の満足度の高さを知ることができました。「いろいろ考えさせられました。」、「教育関係者として、今悩んでいるところです。アイデンティティが安定していない時に、自分のことについてカミングアウトできた子供にどう寄り添っているか、責任を痛感しました。」、「英語通訳、手話通訳、司会の方の進行、配慮が行き届いており、とても感動しました。」などのコメントもあり、とてもありがたかったです。スチューデントダイバーシティセンターの活動目的とも合致するイベントが実現できたことを企画者として心からうれしく思っております。

そして、映画ファンの1人として、素晴らしい映画の上映に加えトークイベントの開催も実現させてくださった中川監督にもう一度感謝の気持ちを伝えたいです。

GSセンター、障がい学生支援室、ダイバーシティ推進室、サークルqoonのみなさんにはイベント企画の段階から当日に至るまで様々なアドバイスをいただきました。みなさんのお蔭で盛会のうちに終了することができました。

 

当日スタッフの写真

 

 

 

Dates
  • 0621

    FRI
    2019

Place

26号館地下1階多目的講義室

Tags
Posted

Thu, 25 Jul 2019

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