Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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ICC企画者レポート:「香りで異文化体験~メイドインジャパンの香水で日本の美を感じよう~」

Y.N. (学生スタッフリーダー)

2019年5月17日に開催されたICCトークセッション「香りで異文化体験~メイドインジャパンの香水で日本の美を感じよう~」を企画した学生スタッフのY.N.です。
イベントに来てくださった皆様、本当にありがとうございました。
この記事では、今まで全く香水をつけたことのなかった私が、とある香水に強く惹かれ、その香水を作っている会社の代表取締役にコンタクトを取り、最終的にICCで香水に関するトークセッションを企画するまでになった経緯を書きたいと思います。

◆私を魅了した、たった数mlの香水

皆さんは今、香水をつけていますか?
香水といえば、どこの国の何というブランドが思い浮かびますか?
おそらく「シャネル」や「ディオール」といった高級ブランドの広告が頭をよぎった方も多いのではないかと思います。
高級デパートや空港の免税店に行けば必ずと言ってもいいほど、いろいろな化粧品と香水が混ざった強い香りと共に、セレブモデルのゴージャスなポスターを目にすることになりますよね。
海外のブランドの香水は、あのような主張の強いデザインの広告に裏付けられるように、香りにもワンプッシュでその人の印象を周りに染み付かせてしまうような存在感の強さがあるように思います。個人的にその主張の強さをもっとも頻繁に感じる場所は電車の中です。香水をつけた外国人の観光客が複数人乗ってきたりすると、一気に周りの香りや雰囲気が変わるような気がしませんか?
私がこの企画のインスピレーションを得たのは、代官山の蔦谷書店で何気なく雑貨や本を見ていた時に、メイドインジャパンの香水「J-scent」に出会ったことがきっかけでした。
「J-Scent」を初めて手にした時、たったワンプッシュの香りで日本人の気質や性格そのものが非常に高いクオリティで再現されており、「日本人が香水を作ると本当にこんな日本人らしい香りになるんだ!」と本当に驚いた記憶があります。
それぞれの香りにつけられた「落雁」「光芒」「力士」といった名前も、日本独自の美意識を反映しつつも、スタイリッシュな雰囲気を漂わせる洗練性を感じましたし、その香りは海外製の香水のように使った人の存在感を強調するものではなく、その人の体温や雰囲気と溶け込んで、その人独自の香りに変化するような柔軟な多様性をひそめた香りでした。「J 」apanese-scentという名前に象徴されるようなその日本人らしさを、たった数mlの液体で再現することができる香水のポテンシャルにただ圧倒され、最終的にそのインパクトを「J-scentにフィーチャーすることができれば、ファッションに興味がある学生や日本文化に興味がある留学生にとって魅力的なイベントになり得るのでは?」という、ICCのイベントとして実現するための原動力に昇華させることができたのではないかと思います。

◆イベント当日

本イベントではJ-scentを開発した有限会社LUZより代表取締役の天田 徹様をお招きしました。とてもお忙しいなか、快く私の依頼を引き受けてくださり、この企画は私が初めて外部企業の方のご協力を賜り、実現することになったイベントになりました。
トークセッションでは、海外に比べてとても小さい市場規模しかない日本で、どのようなコンセプトでJ-scentを売り出しているのか、といったマーケティングの話から、それぞれの香りの誕生秘話、将来の指針に迷う学生を勇気づけるお言葉まで、非常に幅広いトピックでお話しいただきました。
先方がJ-scentの香りを種類ごとに染み込ませた紙をたくさん配布してくださったので、参加者の方々には、より具体的なイメージを沸かせながらお話を楽しんでいただけたのではないかと思います。実際に会場となった大隈ガーデンハウスはイベントが終わった後も、優雅な香りがしばらく残っていました。
香水業界のお話は今まで知らなかったことばかりでどれもとても興味深く、参加者の方々からは国籍を問わず、「普段知ることができないことを知れて自分の世界が広がった。」「自分の将来の指針の参考になった!」といったICCの学生スタッフとしての冥利に尽きるお言葉を多数いただきました。特に留学生から英語でびっしりと「日本の文化の本質を香りという珍しい観点から見ることができた!ありがとうございます!」という前向きな感想が書かれたアンケートをいただいたときは本当にうれしかったです。

イベント当日の様子

◆最後に

このイベントのアイデアは去年の冬に端を発してから、打ち合わせのために本社に伺って天田様と顔を合わせ、自分の企画への思いを伝えたり、広報のための宣伝文やポスターをデザインしたりと、いろいろな壁を乗り越えなければなりませんでした。時には「このイベントはICCでやる意味はあるのかな。」「もし全然参加者が集まらなかったらどうしよう」と不安になることも何回もありましたが、今、参加者の方々が満足そうに帰っていった後ろ姿を思い出すと、本当にこのイベントを企画してよかった!と心から思います。
これからも学生スタッフとして、「ICCのイベントはいつも学びがあって楽しい!」と参加者の方々に思っていただけるようなイベントを企画し、実現できるように頑張りたいと思います。このHPに蓄積されている他の企画者レポートを見ると、どのイベントにもその企画者の思いが詰まっていることがわかると思います。もし参加したイベントに満足していただけたら、そのイベントの司会をしている学生スタッフにぜひ、経緯を聞いてみてください。きっとその思いを熱く語ってくれるはずです。

 

Dates
  • 0517

    FRI
    2019

Place

大隈ガーデンハウス(25号館1階)

Tags
Posted

Mon, 08 Jul 2019

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