国際教養学部1年
近藤英里奈
LOVEという文字が国名に入る唯一の国、SLOVENIA。
リュブリャナを首都とし、日本の四国と同じくらいの面積を持つスロベニアは旧ユーゴスラビアから独立した国のうちの一つです。今回、ICCスロベニア文化ナイトに参加し、スロベニアはぜひ一度は行ってみたい場所のうちの一つになりました。
「スロベニアとスロバキア、何が違うの?」という疑問から始まったスロベニア文化ナイト。まずは大使館の方が国の概要について説明してくださいました。日本と同じように四季があり、季節によって異なる顔を見せる各地域の素敵な風景写真と美味しそうな家庭料理の写真に魅了されました。
次に、スロベニア留学生によるプレゼンテーションがありました。同年代のスロベニアの留学生が流暢な日本語を話している姿を見て、母国語でない言語を使うことができるだけでコミュニケーションの幅が一段と広がると感じました。
アンサンブル・プラニーカさんによるスロベニア音楽パフォーマンスもありました。ボタンアコーディオンとギターの明るいメロディにスロベニア語の歌が合わさり、スロベニアのアットホームなパブにいるような気分になりました。スロベニアの音楽を日本人の奏者が広めていることに驚きながらも、音楽をはじめとする芸術活動を通して国境を超えた繋がりができていくのだと感じました。
最後にスロベニア語のミニレッスンがありました。特に印象的だったのは、スロベニア語がとてもロマンチックだということです。動詞の変化形の中に「二人(恋人同士)」の区分があり、同じ「私たち」であっても動詞の使い方によって意味が異なることに驚きました。文化が違えばコミュニケーションの仕方も違うことに改めて気づかされました。
国名だけは耳にしたことがあってもその国の文化的背景や生活習慣、考え方を知っていることは少なく、他文化を知る機会自体も少ないと思います。そのような中で今回このイベントに参加し、スロベニアに対する興味が高まっただけでなく、実際にお話を聞き、体験することの大切さを改めて実感することができました。
今後も様々なICCのイベントに参加し、楽しみながら学びも深めたいと思います。