国際教養学部
鈴木彩花
今回私が参加したのは「早大OB・OGが語るコカ・コーラのマーケティング戦略 ~愛され続けるトップブランドの育て方~」です。ICCのイベントに参加するのは今回が初めてで、どんな講義が聞けるのかととても楽しみにしていました。特に、コカ・コーラという非常に強いブランドを確立している会社がどのようにブランドとして変えられない部分を守りつつ、新しいものを取り入れて行くのかを知りたいと思いました。
当日に受けた講義は本当に有意義の一言につきました。コカ・コーラのブランド戦略だけではなく、講師としてきてくださった金木さん、赤部さんの自身のキャリアやその中で大事にしていることについてもお話しを聞くことができました。特に印象に残ったのは、英語は英語力が必要というよりも伝えようとすることが大事だということです。これは自分でも理解していたことでしたが、実際に外資系の企業で働いていた方の言葉は非常に説得力がありました。私は国際教養学部に所属しているため英語を使う機会が多く、自分の英語力ではうまくいかない時があり不安が大きかったので、やはり伝えようという意思が大事なのだと再認識できました。
コカ・コーラのブランド戦略の話において一番驚いたのは、それぞれの国によって消費者の傾向が違うためにブランディング方法を使い分けているということでした。日本は基本的に消費者基盤がしっかりしているので、少し挑戦した企画も通せるとのことでした。ここではブランディング戦略において、販売地域の研究がどれほど大事かということを学びました。コーラのカラーボトルを売り出す際には上層部から反対の声もあったという話では、熱意を持って伝えればそれが伝わるということも学びました。
今回の講義ではコカ・コーラという強いブランドを確立しつつ、新しさを取り入れる難しさ、社会で働くことの難しさを学び、どんな分野においてもやはり熱意が大事なのだということを確信しました。この講義で学んだことをモチベーションにし、今後の大学での勉強に邁進していきたいと思いました。

左が筆者(Image by ICC)