Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

ICCトーク・セッション:「農業」で民族を越えた共生を目指す~南スーダンにおけるJCCPの紛争解決~(6/5)
ゲスト:吉川智美氏(日本紛争予防センター職員(プログラム・オフィサー))

ポスター

世界で一番新しいアフリカの国、南スーダン。
2011年にスーダンから独立した南スーダンでは、2013年12月以降、政権内の派閥闘争が激化し内戦に発展しました。2016年7月には首都ジュバで激しい武力衝突が起き、それをきっかけに戦闘が全国に飛び火しました。結果、国内避難民(故郷を追われ国内の別の場所での避難生活を強いられる人々)の数が急増し、国内避難民数はおよそ190万人に達しています(UNHCRより)。

南スーダンは約20の民族から成る多民族国家であり、国内避難民キャンプや周辺の地域では、さまざまな原因による対立があります。民族の違い、国内避難民と受け入れる側の住民(ホストコミュニティ)のトラブル、従来からの国内避難民と新しく来た国内避難民との間の対立などです。さらに、政情不安や食糧難といった厳しい状況から、暴力に至るいさかいが日常的に起きています。

今回ICCでは、南スーダンで紛争解決に取り組んでいるNPO法人日本紛争予防センター(JCCP)の吉川智美氏をゲストにお迎えしトーク・セッションを開催します。

吉川氏は、南スーダン国内での多民族の民族融和と平和的共存を目的とした事業に従事されています。
次の世代を担う若手リーダーへ紛争の予防、調停や解決、リーダーシップを学ぶ研修を行っています。また、農作業を通じ協力し合うことで、対立する民族同士が争うよりもある程度協力し合う方が自分たちの生活が良くなるという成功体験を通じ、自分たちに無理のない共存のあり方を作り上げています。人が他人のために何かをやる、人生をかけて取り組めるものに出会い、やり遂げる。国際協力の分野で働くということはそういう事かも知れません。

人それぞれ、色んな生き方がありますが、きっと参考になると思います!

是非奮ってご参加ください!

ゲストプロフィール

吉川智美氏(よしかわ ともみ)氏
日本紛争予防センター(JCCP)職員(プログラム・オフィサー)。京都大学及びスウェーデンのウプサラ大学にて国際法や紛争解決、平和構築を学ぶ。2015年より防衛省にて語学専門職員として勤務。国際平和協力活動や国際緊急援助などの調整等を実施。2017年、自衛隊による南スーダンでの国際平和協力活動の連絡調整のため、5か月間首都ジュバで勤務。2018年5月より現職。南スーダン国内での多民族の平和的共存を目的とした事業の管理を主に担当。

日本紛争予防センター(JCCP)

アフリカ・中東の紛争予防・平和構築を支援する認定NPO法人。南スーダン、ケニア、ソマリア、トルコ(シリア・イラク難民支援)など、主にアフリカ、中東の国々で活動を展開中。
Webページ

日時

2019年6月5日(水)18:15~19:45(開場18:00)

会場

大隈ガーデンハウス(25号館)1階

対象

早大生・教職員・一般

言語

日本語 (質疑応答は日英可)

参加費用

無料

事前登録

不要 (先着順80席、立ち見可)

お問い合わせ

TEL: 03-5286-3990
E-mail: [email protected]

Dates
  • 0605

    WED
    2019

Place

大隈ガーデンハウス(25号館)1階

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