今回ICCでは、米文学を代表する詩人でありハーレムルネッサンス*の指導者でもあった
伝説的なアフリカ系アメリカ人作家、ラングストン・ヒューズ氏(1901-67)に焦点を当てた
トークセッションを実施します。
(*ハーレムルネサンス:1920年代~30年代にニューヨーク市マンハッタン島ハーレム地区で
花開いたアフリカ系アメリカ人による文化運動。)
ヒューズ氏の作品や活動は、それまで白人作家によって描かれてきた黒人像を一変させ、
アフリカ系アメリカ人の視点で文化や風俗を提示することにより、アフリカ系の人種的
アイデンティティを啓発したと言われています。
今回のトークセッションでは、ご両親がヒューズ氏の親しい友人だった、メアリルイーズ・パターソン氏を
講師としてアメリカからお招きします。ヒューズ氏の作品や活動、そして大恐慌後の1930年代から
公民権運動が全盛となった60年代頃まで、ご両親が関わった急進的な黒人の解放運動の遺産について
お話しいただく予定です。
米文学史、ハーレム・ルネッサンス、アフリカン・アメリカン、黒人解放運動等に興味がある方に
とって貴重な機会となるはずです。ご参加お待ちしています。
日時
2018年10月30日(火)14:45〜16:15(開場14:30)
会場
早稲田キャンパス15号館201教室
対象
早大生・教職員・一般
言語
英語(質疑応答は日英可)
参加費
無料
事前登録
不要
講演形式
教育学部開講科目「米文学史」(岡島慶講師)公開講演会
ゲスト・プロフィール
メアリルイーズ・パターソン博士
シカゴ生まれ、ニューヨーク市ブルックリンで育つ。小児科医。現在、ニューヨーク市ワイル・コーネル医科大学で臨床医として勤務。2016年、ヒューズ氏とご両親との40年におよぶ書簡に詳細な解説を付した著書「Letters from Langston: From the Harlem Renaissance to the Red Scare and Beyond (ラングストンからの手紙:ハーレム・ルネサンスから赤狩り、その後まで)」(カリフォルニア大学出版会)を友人と共に出版。
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