早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科
尾崎優香
私は所沢キャンパスで春に行われた田植えと秋に行われた稲刈りに参加しました。所沢キャンパスにある水田での活動は、湿地帯保護の活動として始まり、昔の水田の姿を取り戻し多様な生物の保護を行なうことが目的だそうです。田植えと稲刈りでは、所沢キャンパスの学生、地域の方々が行なっている活動に、私たち日本人学生と留学生が参加させていただきました。
春の田植えでは、参加者が横一列に並び、等間隔で苗を植えていきました。秋の稲刈りでは、鎌を使って稲を刈り、稲を束ねて、はざかけを行いました。どちらの活動も、足袋を履き泥濘の田んぼの中で、留学生と共に泥だらけになりながら作業を行いました。田植えや稲刈りなど、日本人にとっても留学生にとっても貴重な体験となりました。
作業の体験だけでなく、私も含め、初めて所沢キャンパスへ訪れた学生も多く、自然に囲まれたキャンパスや湿地帯保全の活動について知ることができました。また今年は雨が多かった影響などから稲が細く身が少ないとのお話から、稲作や農業と天候が密接に関わっていることを改めて実感しました。
様々な国から来ている留学生とは、食文化や大学生活というテーマでの会話を通し、仲を深めることができました。田植えで出会った友達とも今でも交流が続いています。この出会いを良い機会に、今後も交流を続けていきたいと思います。