日本人の海外移住は150年以上の歴史があり、明治時代以前にさかのぼります。
現在、日系人と呼ばれる人たちは世界に300万人以上いるといわれ、ブラジルやアメリカを中心として、そのほとんどがアメリカ大陸で生活しています。
日系人と言う言葉は、日本で使われている言葉で、歴史的にはその意味が変化してきています。
さらには日系六世が誕生している現在、日系人の間では日系人と言う言葉を知らない人や、そうした意識をもたない人もおおぜいいます。
そして日系人には、オリジナルで独自のアイデンティティや文化があり、nikkei という日系人自身が定義した概念も生まれています。
戦後の日本は大きく変化してきました。その一方で、日本で忘れられつつある過去の日本の伝統が、海外の日系コミュニティでは今も生き残っています。
忘れつつある私たちの伝統を日系人の歴史やその姿から学ぶことができるのです。
今回、ICCではJICA横浜 海外移住資料館にて学芸担当をされている小嶋茂氏にアメリカ大陸に渡った日本人歴史と現状について語っていただきます。
是非奮ってご参加ください!
◆ゲスト・プロフィール:小嶋 茂(こじま しげる) 氏◆
新潟県三条市出身。早稲田大学 移民・エスニック文化研究所招聘研究員。専門:移民史、移民研究。上智大学在学中にブラジルへ留学、ブラジル国パラナ連邦大学歴史科修士課程修了後、東京学芸大学などの講師を経て、JICA横浜 海外移住資料館設立に関わり、現在同業務室にて学芸担当。
著作に「海外移住と移民・邦人・日系人」(駒井洋監修『東アジアのディアスポラ』明石書店、2011年)など。
日 時
2017年10月17日(火)14:45~16:15(開場14:30)
会 場
大隈ガーデンハウス (25号館)1階
対 象
早大生・教職員・一般
言 語
日本語
参加費用
無料
事前登録
不要(先着順80席、立ち見可)
お問い合わせ
ICC TEL: 03-5286-3990 E-mail:[email protected]