1945年(昭和20年)8月9日午前11時2分、長崎に投下された一発の原子爆弾により、街は壊滅的な被害を受け、多くの尊い人命が奪われました。
第二次世界大戦が終結してから約70年が過ぎ去り、当時の記憶が風化しているといわれる昨今。被爆者の方々の中には「もう二度と被爆者をつくりたくない」「地球上から核兵器をなくしたい」という強い願いから、自らの被爆体験を若い世代に語り継ぐ「語り部」という活動をしている方々がいらっしゃいます。しかしながら、広島や長崎の被爆者の方も高齢化が進み、年々生の声を聞く機会が少なくなってきています。
核兵器の根絶と恒久平和の実現に寄与すべく、ICCでは昨年に引き続きグローバルエデュケーションセンターおよび平和学研究所との共催により、全学副専攻平和学関連科目「21世紀世界における戦争と平和」を受講生以外にも公開し、長崎県からお招きした被爆体験者の貴重な生の声をお届けできる運びとなりました。
今回お話しいただく深堀氏は、14歳の時に学校内の工場で被爆されました。現代の日本に生きる“若い世代”の私たちにとって、被爆の状況をリアルに想像することはなかなか難しいのではないでしょうか。
今回の講話を通じて、私たちが生きていく上で大切なものは何か、今一度考えてみましょう。
※7月8日~24日まで、27号館のワセダギャラリー地下1階にて、広島・長崎の原爆写真展を開催いたします。
写真を通して、当時の様子を感じていただければと考えております。
トーク・セッション
日 時
2017年7月15日(土)10:40~12:10(開場 10:30)
会 場
14号館102教室
対 象
早大生・教職員・一般
使用言語
日本語(英語逐次通訳付)
参加費用
無料
事前登録
不要
共 催
早稲田大学ICC (異文化交流センター)
早稲田大学グローバルエデュケーションセンター
早稲田大学平和学研究所
協 力
長崎県文化観光国際部国際課
講 話 者
深堀譲治<ふかほり じょうじ (公財)長崎平和推進協会 継承部会員>
被爆当時14歳、中学校3年生。爆心地から3kmの地点で被爆する。現在は「平和案内人」として、長崎原爆資料館や周辺の被爆遺構等の案内に取り組んでいる。
写真展
日 時
2017年7月8日(土)~ 7月24日(月) 10:00~18:00 ※日曜・祝日は休館
会 場
27号館地下1階ワセダギャラリー
対 象
早大生・教職員・一般
入場費用
無料 ※ご自由に観覧いただけます。
お問い合わせ
TEL: 03-5286-3990 E-mail: [email protected]