Intercultural Communication Center(ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

その他

ICC学生スタッフリーダーを経験して(井口菜央子)

井口菜央子
早稲田大学教育学部5年
ICC学生スタッフリーダー在職期間
2007年6月~2008年2月

志望動機

私のICCへの入り口は意外なところから始まった。22号館のパソコンルームに行く途中、ふとICC学生スタッフリーダー募集の緑色のポスターが目に留まった瞬間「これだ!」と思った。2年間の留学生活を経て復学してから、せっかく留学して得た語学力を活かせずに、とまどっていた自分に巡ってきたチャンスだと思った。私が留学する前はまだICCはオープンしておらず、学内でインターナショナル・スチューデントと交流することができる、新しい友達を増やすことができるセンターがあったとは知らなかっただけに、絶好の機会だと思い早速説明会に参加し、応募した。留学先ではコンピューターを中心に勉強していたが、学んで得た知識があるのだから、それを活かさなければならないと思っていた。私はアルバイト経験が多く、様々な分野でアルバイト経験を積んできたが、やっと自分が求めていたものに出会えた瞬間だった。

 

1.オフィスワーク

ICCで最も鍛えられた部分というのがオフィスワークだと思う。アルバイト経験豊富な私でも、オフィスワークは未経験だった。学生生活の間、ほとんどの学生はオフィスワークをやったことがないのが当たり前であり、私自身、全くゼロからのスタートだった。まずは電話対応、来客対応、学内施設の案内などを、その場、その時、その状況、また話をする相手に応じて対応しなければならない。的確で瞬時の判断を要し、相手に不快感を与えないよう、丁寧な対応を行う。もちろん日本語を母語としない相手にも対応しなければならない。その際には、相手はまず何の目的でICCに来たのか、何を知りたいのか読み取るよう努力した。時には、日本に留学したばかりのインターナショナル・スチューデントのプライベートに関する相談もあった。その度に自分の留学中を思い出し、生活するのに精一杯だった気持ちがわかるからこそ、彼らに対しても親身になって相談に乗った。

カウンター業務だけではなく、ICCではイベントごとにポスターを作製するのだが、完成したポスターを学部や学内の施設を歩き回って掲示したり、学外に向けては発送作業を行う。今まで知らなかった学内施設に足を運ぶことも多く、4年間通学したキャンパスでも知らない場所がたくさんあり、キャンパスツアーを体験しているようで面白かった。時には、ICCのイベントで使用する機材を、学内の他の事務所に行き、備品の貸し借り業務を行う。多くの職員の方と出会い、様々な方がこの早稲田大学を支えているのだと実感した。

ICCスタッフの名札をかけている、ICCのカウンターに座っている限り、私自身がICCの顔となり、また早稲田大学の顔ともなる。ICCに来る人は何かしらの目的を持って足を運んでくる。私たち学生スタッフは臨機応変に対応し、責任を持って行動しなければならないということに気づかされた。

2.プレゼンテーション

プレゼンテーションというのは、ただ人前で話せばいいというものではない。まずどういった内容を伝え、相手に何を伝えたいのか、的確にポイントをおさえ、構想を練るところから始まっている。もちろん会場をセッティングし、プロジェクターを起動させ、スクリーンを広げるときもプレゼンテーションの一部である。どういう姿勢で話すのか、どういう言葉遣いなら相手が聞きやすいか、納得してもらえるか、事前準備が非常に大切な作業である。これまで私は大きく分けて3つのプレゼンテーションを行ってきた。8月の高校生向けのオープン・キャンパス、10月の国際会議場での留学フェア、そして、体育会各部に向けてのプレゼンテーション。一番最初にプレゼンテーションをの指示を受けた時には、言葉遣い、雰囲気づくり、相手にどうしたら伝えたいことが伝わるか戸惑った。もともと人前で話しをするのは苦手な方ではないが、ただ準備した原稿を読めばいいというものでもなく、フランクに友達と話す間隔で伝えても内容を捉えてもらえない。家に帰っても自然に口から出るぐらい何度も復唱し、鏡の前で自分と向き合いながら練習した。フルタイムスタッフの方にも、色々なアドバイスを頂いた。プレゼンテーションは練習の成果がそのまま本番に反映される。本番前日に40度の熱を出し、扁桃炎になり声が出ない時もあった。しかし、どんな状況でも舞台に上がってどれだけ自分のベストを発揮できるかどうかは、練習によって生まれる「自信」があってからこそだと気づかされた。

3.スポーツイベント

ICCに入って自分に何ができるのか。自分の持ち味は何なのか考えた時に、答えは明確であった。私自身、留学する前まで女子バスケットボール部、いわゆる体育会の部活動に所属していた。また留学先ではカレッジのチームに所属しキャプテンを務めさせてもらった。バスケットボールというスポーツを通じて、どれだけの人に出会い、応援され、また元気をもらい、どれだけたくさんの方にお世話になったか自分の身を持って強く感じてきた。一人の日本人留学生がスポーツを通じて、異国の地で素晴らしい体験をさせてもらい、バスケットボールは常に私のアイデンティティでもあった。ICCと出会った時に、これまでになかったスポーツという新しい切り口で異文化交流、国際交流ができればいいと思っていた。というのも、私の経験を通してスポーツは国境、文化、国籍を越えて友達を作る一番の方法だと確信があったからである。所沢でのソフトボール大会、新宿コズミックセンターでのフットサル&バスケットボールトーナメント、東伏見でのサッカー大会、卓球大会など新たなスポーツイベントとして取り組みを始め、毎回たくさんの方に参加して頂き、ICCでの人気のイベントの一つと成長した。また体育各部とも連携し、主務の方々をはじめ部員の方にもICCのスポーツ・イベントに参加してもらい盛り上げてもらった。ICCでは、日本語が分からない学生に対して、英語で各部の試合情報、チケット情報を提供している。こうしてお互いが連携し、さらなる早稲田スポーツの活躍、繁栄を応援すると共に、また数多くの部員の方、もしくは海外を目指している選手に、この早稲田のキャンパス内で異文化交流ができるICCの存在と活動内容を知ってもらうきっかけにもなったと思う。今後、ますますこの素晴らしい関係を発展させていって欲しいと願う。

最後に

私は早稲田の学生生活の間、バスケットボール部に所属し、留学し、最後にICCと出会うことができ、普通の学生生活プラスアルファ刺激のある生活を送ることが出来た。

私はICCを通じて社会人になる為の本当に良いステップを踏むことができた。自分で考え、工夫し、実行する「創意工夫」も学んだ。また色んな人に出会い、お話を聞き、一緒に考え、アドバイスを頂き改善するよう努力する。こうやって得た経験が更に自分自身を磨く良い機会となっていると思う。

ICCの椿センター長、小高課長をはじめ、フルタイムスタッフの方にも言葉では言い表せないほど本当にお世話になった。口をはさみたくなるような事もあったと思うが、時には厳しく、時には優しくご指導頂いたことに感謝したい。また、私と同じ学生スタッフリーダーとして活動してきたメンバーからも色々学ぶことがあった。私が卒業していく代わりに、新規の学生スタッフリーダー達が自分のアイディアを持ち込んで日々頑張っている。ICCは一人ひとりが自分のカラーを持っていて、皆が成功させたい、盛り上げたい、学生の役に立ちたいという同じベクトルの中で活動しているからこそ、今までも、そしてこれからもICCは更に盛り上がっていくだろう。ICCでは学生スタッフリーダーだけではなく、自分で興味、関心のある事、やってみたい事をサポーターとして話し合いながらイベントを企画、運営、実行まで成し遂げることができる。学生時代に自分がこれだ!と思うものをとことん深めることができ、実際にイベントとして開催する、そしてまた新しい人の輪ができる、そういう恵まれた環境がICCにはある。

現在、早稲田大学は日本で一番多くのインターナショナル・スチューエントが在籍する大学である。この大学の異文化交流、国際交流を支える中心にあるのがICCであり、今後ますます注目されるセンターになると思う。

最後にあらためて、ICCのフルタイムの方々、イベントサポーター、学生スタッフリーダーのみんな、イベントを通じて出会った皆さんに感謝の気持ちを伝えたい。

 

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