Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

その他

異文化交流ってなに? ICC学生スタッフ卒業レポート

Yiyao
文化構想学部
ICC 学生スタッフリーダー在籍期間
2021年6月-2024年1月 

ICC学生スタッフになったきかっけ 

早稲田を選んだ理由の一つは、世界中から来留学生が多いことと留学のプログラムが充実していたことです。しかし、入学した2020年は、ちょうどコロナが最も蔓延していた時期でした。オリエンテーションも行われず、すべての留学プログラムや部活もオンラインに変更されました。どうすれば良いのか分からない中、ICCのイベントに参加し、当時ICCで働いている先輩と様々な話をすることができました。それがきっかけで、私は学生スタッフとして働くことになりました。 

(ICC Photo)

異文化交流って一体何? 

皆さんはどう思いますか。  

ICCに入る前に、異文化交流とは何かと聞かれると、おそらく他の文化を知る、理解することと答えると思います。しかし、今の私の認識は大きく異なります。それに気付いたのはICCに入ってから1年後、就活の時にある会社の面接官から異文化交流とはなんだと思う?と聞かれたときのことです。(グローバル部署に応募したからだと思います。)大体このように回答しました:「それは、うわさやネット、メディアなどの情報を鵜呑みにせず、その文化で実際に生活し、経験すること、またはその文化で育った人と直接対話することによって、理解を深めることです。さらに、各文化のユニークな特徴だけでなく、その背後にある歴史的な要素や地理的な背景を理解し、その文化を形成する原因を追究することも、異文化交流において重要な要素だと考えます 」。答え終わったとき、自分の理解が深まり、考えが変わったなあ!と気づきました。 

実際、ICCはIntercultural Communication Centerの略称です。そして、少し調べたところ、Spring Instituteのweb記事上のWhat’s the difference between multicultural, intercultural, and cross-cultural communication? を執筆したPaula Schriefer氏によると、Multiculturalは複数の文化的または民族的グループが共存しているが、必ずしも相互に関わりを持っていない状態を指します。Cross-culturalはお互いの違いを認識個人の変化をもたらすが、集団的な変化はもたらさないとのことです。また、一つの文化が「規範」とされ、他の文化は支配的な文化と比較されたり、対比されたりします。それに対して、Interculturalはあらゆる文化に対する深い理解と尊重がある共同体です。アイデアや文化的規範の相互交換、そして深い人間関係の構築に重点を置き、誰もが互いに学び合い、共に成長できる環境だと認識されてるようです(筆者翻訳・要約と述べています。*1  これらの概念を比較することで、皆さんもぜひ異文化交流(Intercultural Communication)が何かについて深い理解が得られると大変嬉しくと思います! 

自分自身の場合もICCに入ってから、様々な地域の文化を知り、世界各地で育った人々と交流でき、視野が広がりました。この多様性に富んだ現代世界において、偏った情報で簡単に人、モノ、社会、国、文化を定義することは理不尽だと考えます。 

また、知らないことに対する好奇心を常に持つ姿勢をICCで得ることができました。初めは関心のなかった国や文化でも、実際に調べてみると非常に面白いこともあります。想像力を働かせ、この変化し続ける世の中で他者と交流しながら生きていきたいと考えます。こうした姿勢が将来においても貴重なものになると信じています! 

(Photo by author)

(Photo by author)

今まで担当したイベント 

次に、学生スタッフとしてこれまでに実施してきたイベントを皆さんに紹介したいと思います。私はアフリカや南米の文化、音楽、ファッションが大好きなので、それらに関するイベントを多く開催してきました! 

企画者として、ゼロからイベントを作り上げることは多くの失敗と試練が伴い大変でしたが、若いうちにこのような面白いプロジェクトに関わることができたのは本当に幸せでした。ICCは私にとってただの職場ではなく、好奇心を掻き立てられる有意義な挑戦・成長の場です。自分の興味があることを発信でき、その過程で周囲からのフィードバックを受け取り、お互いに刺激しあうことができる環境です。最高の経験でした。 

最後に  

皆さんも貴重な時間を使って、いつもICCのイベントに参加していただき本当に感謝しています。我々スタッフだけでなく、ご協力いただいたゲストの皆様、職員の方々早稲田大学の総力により、様々なイベントを実施することができています。その一環として、私も少しでも役に立てていたら嬉しくと思います。 

皆さんもぜひこれからもICCのイベントに参加し、自分と異なる人と交流し、新しい刺激を受けてみてください。また、もし私のようにICC学生スタッフとして働きたいと思われたら、ぜひこのページをチェックしてみてください! 

*出典1Paula Schriefer. “What’s the difference between multicultural, intercultural, and cross-cultural communication?” Spring Institute, April 18, 2016 (Accessed Jan 20, 2024) 

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