卒業生インタビュー「気象庁職員に聞く!」
~研究で還元する防災情報の伝え方~
〈気象庁〉(SCVインタビュー企画)
働くって、どういうことだろう…。多くの学生が目指す職種である公務員の中でも、「国家公務員」としての働き方について、もっと知りたい早大生も多いのではないでしょうか。様々な職があり、業務内容、働き方、キャリアの築き方、勤務地など、自分の中で「国家公務員」として働く姿の解像度を高めていくことがなかなか難しいとも思います。今回はその中でも、特に専門性が高い業務を行う「気象庁」にて働く先輩にお話をお伺いしました!
今回のインタビューでは、気象庁にて勤務されながら、京都大学大学院の博士課程にご在学中の竹順哉さん(2014年3月、創造理工学研究科・修士課程修了)にお話を伺いました。

職場での一枚
―現在、気象庁でご所属の大気海洋部気象リスク対策課という部署の役割と業務内容を教えてください。
気象リスク対策課は、大雨警報や洪水警報、土砂災害警報情報などの防災気象情報の設計や管理に関する業務を担っている部署です。警報等の発表を行う「予報課」という部署とは別に、情報の精度を上げるための検証作業や年に1回の情報の発表基準の見直し、より市民の防災行動に繋がるよう情報そのものや情報の伝え方の改善、情報を活用してもらえるようリーフレット等を作成し配布するなどの普及啓発を行っています。また、災害時には記者会見の対応や首相官邸の地下にある危機管理センターへの職員の派遣などの災害対応も行っています。
ただ、本所属は気象庁気象リスク対策課なのですが、現在は人事院の制度を活用して、京都大学防災研究所の博士課程に在籍し防災の研究を行っています。この制度は職場の業務はせず、大学院での研究を業務として扱うことができる制度でして、3年間の予定で、現在は2年目になります。そのため、今は気象リスク対策課の業務は担当していないのですが、気象庁の業務と絡めた研究もしています。具体的には、今年5月下旬から気象庁の防災気象情報が大幅に変わるにあたって、市民や自治体職員など情報の利用者へ新たな防災気象情報を周知するためのリーフレットについて、より受け手の視点に立ったものを作成できればと思い、それに関する研究を行っています。
―気象の警報が変わる、というニュースとも関連があるということでしょうか。
そうですね。まさに気象リスク対策課がそういった防災気象情報の改善を担当しています。先ほどお話したリーフレットの作成も気象リスク対策課が担当しており、私もその作成に関わっています。実際に作成したリーフレットは気象庁ホームページにも掲載されています。
―早稲田に進学を希望された理由や、気象に興味を持ったきっかけは何でしょうか。
中学2年生のときに気象に興味を持ち、将来はお天気キャスターになりたいなと当時は思っていました。高校に進学した際に、気象のことを学ぶことができ、そのまま気象庁へ就職ができるので気象大学校などもいいなとも考えたのですが、同学年の人数が少ないということと、いわゆる「普通の大学生活」を送ってみたいとも思っていて…「早稲田楽しそう」と早稲田への漠然とした憧れもあり、早稲田大学への進学を決めました。

研究室対抗野球大会での一枚
―ありがとうございます。在学中は、学部や研究科でどのような研究をされていたのでしょうか
創造理工学部の社会環境工学科から修士課程の建設工学専攻に進み、東京23区の地域を対象に大雨が降ったらどこがどれくらい浸水するかという、浸水のシミュレーションに関する研究をしていました。
―やはり、気象への興味があってその研究室を選ばれたのでしょうか。
そうですね。もともとは気象に興味があったのですが、大雨が降ることによって土砂災害や洪水災害といった災害が起きていることをニュースなどで目にし、気象によって起きる災害の被害を減らしたいと思うようになり、防災に興味を持ちました。大学の学科自体は土木工学を学ぶ学科ですが、その中で浸水シミュレーションに関する研究を私が所属していた研究室で行っており、気象学ではないですが、気象現象から起きうる災害の被害を減らすための研究をしているということで、その研究室を選びました。
―就職活動はどのような点を中心に考えていらっしゃったのでしょうか。
就職活動の際は、やはり防災、特に気象災害が起きたときに亡くなる人を限りなくゼロにしたいという気持ちがありました。その目的を達成するために、どこに自分が所属するのが良いのかを考えた結果、気象庁の業務を通じて気象災害での犠牲者を減らすことができるのではと思い、気象庁を希望しました。具体的には、台風や大雨などは、100%ではないもののある程度事前に予測ができるので、そのような予測情報を活用し、適切なタイミングで安全な場所に避難することができれば、仮に家は流されてしまったとしても命だけは助かるのではないかと思いました。い、天気予報や大雨注意報・警報等の防災気象情報を発表している気象庁で働きたいと考えました。
注意報や警報といった大元の情報を出せるのは気象庁だけでしたので、希望先は1本に絞られてしまったのですが、就職活動の際には気象・防災の分野で広く見た上で、民間の気象会社や、災害報道を通じて「国民の生命・財産を守る」ということを使命としているNHKなども受験しました。
加えて、気象庁職員は公務員なので、公務員という繋がりで埼玉県庁や東京都庁なども受験しました。実際、一度国家公務員試験に落ちてしまったので東京都庁に就職しましたが、1年目に働きながら再度国家公務員試験を受験し、気象庁から内定をいただけたため転職したという形になります。
―ありがとうございます。東京都庁での業務は、防災と関連するものだったのでしょうか。
配属先は東京都下水道局で、足立区綾瀬にある下水道事務所でした。そこでは下水道の老朽化対策や地震対策に関する設計や工事監督を担当していました。下水道整備というハード面での防災に繋がっている業務でした。
―気象庁で働きながら、博士課程にも進学なさっていますが、改めてなぜこの研究に一歩踏み出そうとお考えになられたのでしょうか。
仕事を進める中で、「今やっている仕事のやり方や進め方を変えたら、もっと効率的・効果的になるのではないか」などの課題意識を持ったことがきっかけでした。つまり新しいものに取り組む必要性があると感じていたのですが、何か新しいことをやるにはそれなりの根拠やエビデンスが必要です。また、何かしら新しいことができたとしても、自分の担当業務以外の部分で課題に感じていることについては関わることが難しいです。そして、普段の通常業務が忙しく課題意識はあってもなかなか改善まで手が回らないという状況もあるように感じていました。
そこで、研究という側面から課題にアプローチ、即ち自分が考えている解決策を研究の一環として行い、有効性があることを示すことができれば、その結果を職場に持ち帰り今後の気象庁の業務に活かすことができると思い、大学院での研究に専念することにしました。
―例えば、その改善課題にはどのようなものがあるのでしょうか。
まさにリーフレットはその一つだと思っています。2017年度と2018年度の2年間、防災気象情報のリーフレットの作成担当でしたが、デザインの知識なども全くなく、既に作成されたリーフレットを参考に「大体このような感じか」という感覚的に作成を進めていた部分もありました。一方、地域で防災活動をする様々な人とお話をするなかで、特に国の資料は文字が多くて読みにくいという声も聞きました。そのような声を聞き、どのようにすれば分かりやすい資料を作れるのか、デザインや色彩の知識もあればと思い勉強もしました。
また、気象庁が子ども向けに作成したリーフレットがあるのですが、それは「気象庁の大人が考える子ども向けのリーフレット」であり、子どもが読んだときに本当に理解できる内容になっているか、本当に子ども向けのリーフレットになっているかどうか分からない、もしかしたら本当の意味での子ども向けにはなっていないのではないかと思いました。そこで、今回の新たな防災気象情報に関する子ども向けのリーフレットの作成にあたっては、気象庁の担当者が作成した子ども向けリーフレットを実際に小学校5年生の児童に見てもらい、意見交換をすることでフィードバックを得ることにしました。そうすると「子どもたちはこういう視点で見ているのだな」とか、「こういうことが書かれていると興味を持つのだな」など、子どもの視点での意見が色々得られ、それらを反映したリーフレットを作成することができました。また、研究としては気象庁の大人の考えと小学校5年生の児童の考えとの違いや、子どもに求められているリーフレットの特徴などが分かりました。
また、気象庁が子ども向けに作成したリーフレットがあるのですが、それは「気象庁の大人が考える子ども向けのリーフレット」であり、子どもが読んだときに本当に理解できる内容になっているか、本当に子ども向けのリーフレットになっているかどうか分からない、もしかしたら本当の意味での子ども向けにはなっていないのではないかと思いました。そこで、今回の新たな防災気象情報に関する子ども向けのリーフレットの作成にあたっては、気象庁の担当者が作成した子ども向けリーフレットを実際に小学校5年生の児童に見てもらい、意見交換をすることでフィードバックを得ることにしました。そうすると「子どもたちはこういう視点で見ているのだな」とか、「こういうことが書かれていると興味を持つのだな」など、子どもの視点での意見が色々得られ、それらを反映したリーフレットを作成することができました。また、研究としては気象庁の大人の考えと小学校5年生の児童の考えとの違いや、子どもに求められているリーフレットの特徴などが分かりました。
―研究という視点では、大学と官公庁でやり方や内容の違いなどはありますか。
気象研究所など国の機関やプロジェクトで進める研究の場合、やはり最終的に業務へ反映することが求められます。実際にどのようなことが課題になっているのか、世の中からどのようなことが求められているか、ということなどを踏まえた研究を実施し、得られた成果を業務に反映するという流れになるかと思います。
一方で、大学であれば、もう少し広い範囲で研究を進めることができるので業務とは直接関係のない内容にも触れることができると思います。
―業務を主軸とした場合、研究は新規技術の開発よりも伝え方に関する研究が多いのでしょうか
そうですね。私の場合、気象といった理系的な研究ではなく、ざっくりいうと「どのようにアプローチすれば市民が防災行動をとれるか」といった、社会学的・心理学的な分野の研究が主になります。
先のリーフレットもその一つです。その他に進めている研究としては、「医者の不養生」ということわざのように、市民へ防災の必要性を周知している行政の職員自身も防災行動をとれていないのではと感じることがあります。そのようなことを踏まえ、自治体などに協力してもらい、例えばその自治体が市民に周知している災害の備えの内容について、その自治体の防災部署の職員自身は実際に備えを行っているのか、行っていないのであればなぜできていないのか、どうすればできるようになるのかといったことを考えてもらうワークショップを実施しました。これは、職員自身がやっていないことを批判したいわけではなく、「自分自身がどうすれば備えをできるようになるのかを考えることを通じて、市民にどのようにアプローチすれば市民の防災行動に繋げることができるか」といったことに繋げていければと思っています。このようにで、人を相手にどうすれば行動を促せるかという観点での研究をしています。
―ありがとうございます。次に少し方向が変わりますが、気象庁は国土交通省の外局ですが、他の省庁と比較したときの専門性の高さや独自性などを感じることは多いですか。
そうですね、気象庁に入庁してまず感じたのは、一人ひとりの専門性の高さです。最初に配属された気象レーダーを担当する部署では、レーダーそのものや通信・ネットワークに詳しい職員がいて、天気予報、地震、火山など、各分野において高い専門知識を持つ人材が多いなと感じました。業者に委託するのではなく、職員自身が設計や整備を担う業務もあり、他の府省庁と比べても気象庁の大きな特徴だと感じています。そのような人たちの中で自分は肩を並べてやっていけるのか、と思ったこともあります。
―他省庁との連携も多いのでしょうか。
他省庁との連携としては特に内閣府、国土交通省、消防庁など、防災に関わる機関とは関わりが多いと思います。大雨や地震などにより災害が発生したときなどには、関係省庁が集まる会議で気象庁から現状や今後の大雨・地震などの見通しを示しており、そのような情報は被害状況の把握や今後の対応策の検討などを行う他省庁にも役立てられています。このような自然現象に関する情報を提供できるのは気象庁ならではだと思っています。
―話が少し変わりますが、今後のキャリアプランについてお伺いしてもよろしいですか。
まだ考えているところですが、今は研究を通じて業務改善に関われていることがよいなと感じています。研究期間は3年間で2027年3月まで大学院で研究を進めていくことになるので、その成果を業務や組織に還元していきたいと考えています。将来的には、行政的な仕事だけではなく、気象庁のなかでも研究に携わっていくことも選択肢の一つとしてあると感じているところです。
―勤務地や職場文化について、東京・京都といった勤務地の違いによる業務内容の違いなどはありましたか?

京都大学大学院での研究室での集合写真。前列左側から二番目にいらっしゃる方が竹様です
勤務地については、現在は自宅を拠点に研究を進め、月に数回、大学の研究室や気象庁本庁へ出向く形なので、あまり差を感じることはないかなと思います。
ただ、大学の違いとして、在学時の早稲田大学と京都大学の違いは感じました。早稲田と同様、京都大学にも留学生はたくさんいるのですが、研究室の合同懇親会の自己紹介の時間では、日本人も含めみんな英語で自己紹介していて「ここは日本なのに英語ネイティブな大学だな」と思いました。複数の研究室合同のゼミ合宿での研究発表の際にも「発表は日本語でもいいけど資料は英語で作成するように」といわれ、英語が基本のベースにある大学だなということは感じました。
―次に公務員としての働き方についてお聞きしたいと思います。ズバリ、「公務員は定時に帰る」というのはどの程度本当なのか、お聞きしたいと思います。
部署による差が大きいと思います。私の場合は、入庁1年目から4年目までは、ほぼ毎日終電で帰っていました。一方、5年目に配属された部署では比較的早く、18時半から19時頃には退庁できていました。その後、2年間は内閣府の防災担当に出向し、その期間は再び終電になる日が多かったと記憶しています。気象庁に戻ってからは終電になることは少なく、19時半頃には帰れる日が多くなりました。
また、気象庁特有かもしれませんが、災害が発生すると夜間や土日でも対応が必要になります。そのため、部署や時期、状況によって働き方は大きく異なると感じています。
―現在の環境のワークライフバランスはいかがでしょうか。
現在は非常に良いと感じています。在宅を中心に自分のペースで研究を進められる環境にあり、バランスは取りやすいです。研究に専念する前の通常業務でも有給休暇やフレックスを活用しやすい環境でした。特に勤務時間を柔軟に調整できる点は良いと思います。
―国家公務員としてのキャリアパスや学習制度、福利厚生について、恵まれていると感じる点はありますか。
大学院に進学できる制度は非常に恵まれていると感じます。私は国内の大学院ですが、海外の大学院に進学する方もいます。給与は超過勤務手当を除いて通常勤務時と同額が支給され、授業料も公費で負担されるため非常にありがたい制度です。
福利厚生についても、やフレックス、産休・育休などが制度として整っており、実際に利用している職員も多くいます。制度の利用に対して否定的な雰囲気はなく、安心して活用できる環境だと感じています。
また、学習制度も充実しています。庁内でネイティブ講師による英会話研修が行われるほか、国土交通大学校で行われる4泊5日のプレゼンテーション研修など、希望に応じて参加できる研修があり、恵まれている点の一つだと感じています。
―国家公務員としての自覚ややりがいを感じる瞬間はありますか。
国家公務員ということもそうですが、それ以上に気象庁職員として、気象庁の情報によって社会が大きく動いていると感じる場面があります。例えば、台風接近時には気象庁が記者会見を行い、その情報をもとに鉄道の計画運休や学校の休校が判断されることになります。私自身もそのような記者会見用の資料作成や、実際の会見でのスライド操作などに関わらせていただき、気象庁が発表する情報の社会に与える影響の大きさ、責任の重さを感じるとともに、そのような職場で働けていることにやりがいを感じました。
―公務員稲門会や気象防災稲門会に参加されている中で、横のつながりの良さをどのように感じていますか。
「全国公務員稲門会」と「気象・防災稲門会」は、どちらも私が立ち上げ、会長を務めています。早稲田が好きで、卒業後も関わり続けたいという思いもあり始めました。社会人になると、こうしたつながりが生きる場面が多くあると思います。国の職員だけでなく、県や市町村の職員の方も参加してくださるので、それぞれの立場や課題を知ることで、自身の仕事への気づきにもつながっていると感じます。また、卒業後に新たな早稲田の仲間と出会える点も大きな魅力ですね。仕事で出会った人が、実は早稲田の卒業生だと知って、稲門会に入ってもらって、そこから早稲田の繋がりが広がったということもありました。

「気象・防災稲門会と予報士三田会による早慶懇親会」での一コマ
―では、理系出身者として、研究スキルや科学的思考が活きていると感じる場面はありますか。
研究で培った、諦めずに継続し、地道に積み重ねる姿勢は今でも業務にも活きていると感じます。また、業務では常に根拠や理由を求められるため、論理的に考え説明する力が重要になります。学生時代の研究や学会発表、資料作成の経験は現在の業務にも役立っているなと思います。
―専門的な数学や物理、データ解析の知識は実務でどの程度必要でしたか。
実務では、大学で学んだ内容をそのまま使う場面は多くはなかったのですが、プログラミングの知識は役立ちました。特に、大学のときによく使っていたExcelのマクロなどはデータ整理の場面で活かされています。その一方で、必要な知識の多くは入庁後に業務を通じて学ぶことが多く、最初に配属された気象レーダーの部署では一から気象レーダーについて学びました。総合職の場合は専門知識に特化した研修は多くないように感じ、自分の場合は入庁後、基本的には自分で学びながら分からない点を先輩に聞いていました。
―研究職以外でも、理系的な素養は求められますか。
そうですね。気象庁は理系職員が約9割を占めており、専門知識やプログラミング能力が必要な業務も多いです。一方で、行政職員としては、色んな人と物事を進めていく力である調整力やコミュニケーション能力、そして文章力も重要です。また、根拠を持って説明する力も求められると感じています。
―文系学生が気象庁を目指す中での難しさはありますか。
文系出身の方は事務職で入庁される方がほとんどですが、その場合は総務部門の部署に配属されることが多く、具体的には、総務、人事、会計や福利厚生などの部署です。気象に特化し業務に直接関わらなくても、気象庁という組織に関心があり、気象庁の業務を円滑に行う上で重要な土台となる総務部門の仕事に携わりたい、という方がいらっしゃれば、ぜひ気象庁を希望していただければと思います。また、事務職として入庁した後に技術職へ転向し、技術的な業務に携わる職員もいますので、文系の方でも働ける環境は広がりつつあると感じています。
―学生のうちから気象災害に備えて意識すべき点はありますか。
まず、自分の住んでいる地域で「どのような災害が起こるのかな」ということを知ることが大切です。具体的には、ハザードマップや過去の災害、地形を調べるといった方法があります。また、日頃から気象や防災に関する情報に触れておくことで、いざというときの災害時にも必要な情報に素早くアクセスできるようになったらいいな、と思います。
―最後に、今の学生に大切にしてほしいことを教えてください。
自分の場合は、興味関心が色々あり、サークルを立ち上げたり、色々な活動に参加したりしていました。そのような生活を送るなかで、自分の興味関心や将来やりたいと思っていることなどを色んな人に話すと、「竹ってあれに興味関心を持っていたな」っていうことを思い出して、それに関する情報などを教えてくれる人がいました。例えば、過去に私が防災に関心があるということを話したことがある人が、「竹はそういえば防災に関心があるといっていたな」というのを思い出してくれ、同じように防災に関心のある人を紹介してくださり、そしてそれが仕事に繋がったり、そこからまた何か新たな取り組みなどに発展していったりするということがありました。このように、自分の興味関心があるものを発信していると、自分にとって有益な情報が入ってきたり、それに関連する人と出会えたりすることもあると感じています。
あとは、就活や今、仕事をしてもそうなのですが、やっぱり「どうして」や「根拠」を聞かれることがあり、それを説明できるということは大事だと思っています。自分もそうでしたが、なんとなく興味を持っていいなと思ってやっていたことも多いのですけど、そのようなことでも、どこかでそれを振り返り、「自分ってこういうことに興味あるから、これをやっていたのだな」とか、「なぜこういうのをやっているのだろう」「どうしてこれに興味持っているのだろう」とか、「なぜ」「どうして」を日頃から考えておくと、後々就活や仕事をしたときに活きる部分もあるかな、と思いました。
―ありがとうございました!
【インタビューを通じて…】
- 今回のインタビューを通じ、気象庁の働き方やキャリアの多様性を改めて実感しました。中学生の頃に憧れていた「気象庁」に取材という形で再会し、 業務の幅広さと、日本の気象を担う責任の重さなどを改めて感じることができました。 就職活動というイベントに留まらず、「自身の軸」を持ってキャリアを歩まれる竹様のお話を伺い、 私自身の今後のキャリア形成にも活かしていきたいと思います。この度は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。(教育学部3年・里地優、取材)
- 大学時代からの興味・関心を社会的使命や研究として今なお進められていることに、大きく心を打たれました。私も情熱の炎を絶やすことなく学友と共に視野を涵養していきたいと思います。(教育学部3年・高橋朋希、取材、文)
- インタビューを通して特に印象的だったことは、竹様が「気象庁の業務に還元する」という目的のもとに大学で研究をされているということです。 ご自身のキャリア軸のもとに、業務や研究を行われている竹様のお姿に、非常に感銘を受けました。 就活生である自分にとって、キャリア軸を明確に持つことの大切さを改めて認識することのできた、大変貴重な機会となりました。(人間科学部3年・鳥浜結、取材)
- 卒業を間近に控えた私にとって、大学の横のつながりに関するお話はとても印象的でした。交流の広がりや仕事を中心としたご縁はもちろんですが、大学から離れた環境にいても、同じ大学という共通点を持つ人でつながることは、大きな精神的な支えとなると感じました。何か戻れる場所がある、ということがまた新たな挑戦へと踏み出すきっかけにもなると思います。私自身も、このような大学のつながりをこれからも大事にしていけたらと思いました。改めて、お忙しい中取材に協力してくださった竹様に対し、感謝の意を述べさせていただきたいと思います。ありがとうございました。(文化構想学部4年・山森南花、文)




